2012年07月07日

事務局だより【会報3号】

★1頁のイラストは会員Yさんのもの。プロ級です。ありがとうございました。
★既に御案内しましたが、ギャンブル、パチンコ関係のお出版物は多いのですが真面目な本はすぐに絶版になり、古書も少なく困ります。本屋さんのギャンブル棚は嘘八百の本だらけです、下記の本は大阪天王寺区の大型店の2棚のうちたった1つの真面目な本です。

「脱パチンコ」山下 實著  自由国民社  2011.10.1  \1200+税

この本は、元パチンコ店長が退職し、パチンコの内外事情をよく知り、パチンコのパチンコ客をとりこにする業界とパチンコ依存症を生み出すしくみ、その賭博を許す警察と社会的責任の存在を冷静に分かり易く説明している。現在、高齢者を儲けの対象としている戦略に対し、正しい在り方まで提言している。事実評価、視点として被害者を出さない手立てまでを訴えた良書である。会員の皆さんには是非読んで欲しい。
また、同氏は、ギャンブル依存症のカウンセラーとなり、依頼者の痛み、悩みを共有し、活動しているウェブを開いている。
「パチンコ依存症からの回復」http;//sakurasakuhappy.com/
「ブログパチンコ完全否定」http://kinpagakuin.blog16.fc2.com/blog-entry-167.html


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

ギャンブル広告におけるコンプライアンス

1. 営業の自由を認める資本主義社会は「神の見えざる手」で企業の淘汰を期待していますが資本、企業は労働者、消費者、その他市民への“被害”を発生させ、労働法、消費者法、そして各種規制法が必要となっています。しかし、自由競争を利(悪)用した不正・不当な広告・宣伝・表示による企業が絶えないのです。
  広告宣伝は企業が客を増やすため媒体を利用するものですが、今日ではテレビ、新聞、雑誌、インターネット・・・様々であり、毎日大金が投じられ、人によっては視たくも聞きたくもない企業広告までが目、耳を通して否応なく送り込まれます。

2. そこで広告における社会的責任としてのコンプライアンスを考えます。
 法令、ルール、企業倫理(企業、組織活動においても個人、市民としても順ずべき道徳規範)を遵守すべきことがコンプライアンスとすれば、不当表示防止法、不正競争防止法、公正取引法(独禁法)はもとより、全法令的な順守とその確立維持体制が必要です。そして、部外からの苦情処理と内部通報制度等が必要です。
 しかし、現在のコンプライアンス導入の名の下の体制はまだまだ企業防衛のシステムでとどまるものが中心です。コンプライアンスは、実は経営陣の内部統制手法であり、企業全体の意識改革や行動改革にまでは至っていないのです。

3. 企業・会社のイメージ宣伝広告では、コンプライアンスは実際以上に課題として強調されているのに対し、商品販売では消費者の心理を巧みに突いた広告となって不当勧誘ないしスレスレのものが圧倒しています。メディアや広告取扱業者も広告収入で利益をあげる立場にあり、適切なコンプライアンスが働かないものが少なくありません。
 ギャンブル広告では、収益の利用での有益(公益)利用をいう公営ギャンブル肯定宣伝広告もありますが、競輪・競馬・競艇などでは日時開催案内レベルのものでおとなしいものが多かったといえます。この点、宝くじやtotoは一等当せん金の強調により射倖心を煽るTV公告等でその全体の本質を歪めています。例えば、購入者の賭け金の45%以下でしか当せん金として配られず1~6等の当たる割合は1000万枚中36万枚余の0.3%で、しかもその大半は6等の1000円30万本なのに、そのような説明はTVのCMでは全くなされません。
 このようにほとんどのギャンブル購入者が負けるのに、その「不幸」は言わず、「幸運」のみが待っているかのようにいうCMは不当勧誘でしょう。まして、購入者の中から多くのギャンブル依存症が生まれているのにそれを注意する表示は微塵もありません。
このような広告が他のギャンブルで拡がりつつあります。多額の金を賭ける賭博は、公営賭博、公益富くじであろうと「遊技」に隠れたパチンコであろうと、主観的には金を賭けさせて儲けを考えた営業です。賭博の広告は勧誘すること自体が反社会的というべきなのですが、賭博(パチンコ)業界にはその良心がないのです。
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

ギャンブル「攻略法」の被害

ギャンブルについては、ギャンブルに勝つ方法などノウハウものによる被害が必ずある。実はニセモノがほとんど。だが出版社、本の販売店側も宝くじ発売側もこれらを点検せず、放置するのが常態である。なぜならば、このハウツウを信じたギャンブル(パチンコを含む)客は、儲けになる客で増えることは賛成だからである。建前上、ギャンブル主催者や店がこの券が当たる、このナンバーが当たるなど一般公表する訳でも承認する訳でもない。そのほとんどは根拠がないが「マジナイ」という。でも神様参りをしてでも来てくれる客は有り難い客なのである。パチンコ店のサクラは一見客が勝っているようでも店に何の損害ももたらさない。
パチンコ攻略法は客観的にない(仮にあっても店はシステム上停止又は改善してしまう)から何の損害もない。
この点ナンバーくじの攻略本などは業界出版社、広告会社の共同により本代金の「詐取」が不当表示になるのである。こんな本を広告に載せる新聞、雑誌も「共犯」であろう。
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

東北で増えるパチンコ客(公正テレビ、B.Jチャンネル)

キャスター「今、東北地方3.11被災地でパチンコが異常に盛んという声を聞きましたが本当ですか?」

コメンティター「ええ、完全な統計データはありませんが、そういう現象もあります」

キャスター「被災者の人ですか。ボランティアの人ですか、それとも・・・」

コメンティター「被災者の人を一律にいうことはできませんが、被災者の中でお金を得ても援助金が配られても働き口を見つけられず、パチンコに使ってしまう人も少なくないようです」

キャスター「被災者の人が賭博やパチンコでお金をなくすのは疑問というか批判されませんか」

コメンティター「批判もありますが、被災者にお金が配られるだけでは足りず、将来への希望や地域社会、仲間との協同関係が必要というのは事実でしょう」

キャスター 「パチンコ店はこのような客や収入をどう思っているのですか」

コメンティター「店としては繁盛は有難いでしょう。パチンコ業者団体は被害者支援募金もしていると言っています。利益の還元を少しして社会的な評価を得たいというところです」

キャスター「パチンコに年金や生活保護費が流れる、病的賭博、ギャンブル依存症の人も少なくないとの批判もあるようですね」

コメンティター「店や業界は一日負け続けても2~3万円ということでお客さんは他のギャンブルのような大きな損失はないと言っています。しかし、毎日すれば月60万円以上です。主婦がパチンコに熱中して子供を放置し死亡させ立ちする事件は絶えませんし、依存症客は常連的お客様ということでしょう」

キャスター 「私たちの社会、生き様のあり方がどこかで崩れているということでしょうね。今日はありがとうございました」
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

1パチ5スロ導入作戦

 パチンコは1玉4円、スロットは1枚20円の「貸玉料金」ですが、それをパチンコは1玉1円、スロットは1枚5円で貸玉することです。

警察「1玉4円は射倖性を高めるので、1玉1円とすることでどうでしょう」

A店主「1玉1円にすると客の遊び時間は長くなり、コストは上がり、マイナス面も多いのです。反対です」

警察「ですが市民の側には、今のままだと電動だからすぐに負けてしまい遊技にならないという苦情批判があります」

B店主「うちの店は1円パチンコの客でもお客様ですからやりたいと思います。近頃は大金のないお客さんが多いので、1玉4円で客が来ないよりいいからです」

警察「そうです。遊技であり賭博でないと、私共と皆さんが声を揃えて来たのですから、もっと遊びやすくして下さい。例えばワンコーナーだけでも1円パチンコにし、他は4円にする方法もありますよ」

A店主「それなら1円パチンコで玉を出し、初心者や金の少ない人も呼び込み、その稼働相乗効果を利用して4パチや20スロでやっていけるので賛成します」

B店主「そうです。とにかく客がパチンコ店に来て貰わないと商売になりません。入店して貰えば後は調整で何とでもできますネ。客が入らないと儲かりません。そうでないと警察の退職の人の仕事も提供できないようになります」

警察「まあ、協力してやって来ましたので今後ともよろしく・・・」
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

架空パチンコ討論会

右翼「パチンコ業者はケシカラン!朝鮮人経営者が多く、日本人から巻き上げた金を北朝鮮へ送金している」

遊技業界代表「時々このような非難がされますが、私たちはそういうことはありません。北朝鮮出身の人でかつて北の支持者もいましたが、韓国系の人が多く、今や日本人に帰化している人も多いのです。昔送金していた人も貧しい身内へのためでした」

右翼「きれい事を言うな! 表と裏は違う。パチンコは警察の天下り、政治家への闇献金、暴力団、反日活動とつながっていたし、脱税も一番だ」

記者「警察との密接な関係、利権、それに政治家への献金その他深いパイプは事実でしょう」

警察官「パチンコは風営法事業で、公安委や警察の生活安全課が係わらざるを得ません。私らは上部官僚のように天下りはありません。むしろ暴力団との繋がりを断ったのは私たちの功績です」

消費者団体「パチンコ・スロットもギャンブルであり、実は警察と業界が育ててきたのでしょう。社会的弊害も多くあります。メディアも広告宣伝だけでなく、賭博でなく遊技業として片棒を担いでいたのではありませんか。今やギャンブル依存症の第一の原因がパチスロです」

遊技業「脱税は個々の企業の問題ですが、襟を正します。暴力団の縁切りは警察の御指導だけではありません。警察の方から色々御指導を得ますが・・・。ギャンブル依存症については私共も特別相談窓口をつくるようにしました」

生活保護行政「生活保護費や老人年金がパチンコに消えています。これに対し、私共は十分な対応などできていません。困っています。」

パチンコ客 「パチンコ店や行政に相談に行けるような客がパチンコに行くか、オレらの客で儲けている店はもっと出玉してオレらにサービスしろ!」

posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

賭博(ギャンブル)依存症の社会学

1. 賭博依存症ないし病的賭博を生じさせるのは、合法的か違法賭博かにかかわりません。カケ、賭博には人を熱中させ、それから離脱を困難にする医学的身体的仕組みがあるのです。酒、タバコ、さらには薬物と依存を深める程度は様々ですが、精神医学的な根拠をもって説明され、かなりその機序が明らかになっています。
  麻薬、アヘンのように依存症効果の強いものから、今日では様々な依存症には社会的要素が強くなっています。楽をしたり快楽を求めるのは人間の欲望に合うもので、かつてはその物質の性質性能が直接的理由となっていたのです。麻薬や一部の薬物は食糧不足の人々の食欲をカバーするような社会的経済的事情もあったのでした。

2. 今日の日本では薬物依存症を招いている原因には、不法な薬物で収入を得る「社会悪」の生産、売り手と精神的な病、社会的な教育不足、個人としての幸福への失望、期待の喪失といった社会の側が責任を負担すべき事情もあります。
 依存症は、タバコ、酒も含め個人の嗜好として全て済まなくなっているのです。タバコはこれによる病気と社会的負担、さらには間接喫煙被害が「禁煙」の決定的理由となりました。酒は個人的には健康(精神面も)上の効果がありますし、よき社会的交際の具にもなりますが、時・場所・機会によって人を死傷させたり財産を奪う具となり、自動車運転から自転車まで禁ずべき世界が広がりつつあります。

3. そして、第3が賭博(ギャンブル)なのです。一時的な娯楽ならゲームとして肯定することができますが、賭博を利用して収益をあげ利潤をあげる企業的運営となると、仮に、建前上の目的がいかに肯定できてもその顧客が有効に利用できる物やサービスを受けるどころか、生活そして人生まで賭けする結果を発生させます。「悪い毒」を売るケースです。そして、犯罪や多くの依存症という病人を生み、その代償を賭博をする個人から家族、社会、政府にまで及ぼしているのですから、行為と人により徹底した禁止、制限が必要となります。借金による賭博を禁止したり、生活費を脅かす浪費となる賭博を防ぐシステムのない賭博は、その個人の破局責任を家族や社会に転嫁するものになります。

4. 以上の他、今日の依存症は支払いを後回しにするカード販売、通信販売、誇大広告、その他による買物依存症や、自動車やケイタイといった便利なものに過度に依存してしまう人を生み、それによる当該個人と社会的被害・損失を生んでいます。
  今、原発依存社会が問題とされていますが、私たちが電力会社、電気機器会社らにより電気消費にあまりにも安易となり、その電力生産における環境問題や廃棄物問題が忘れられました。そして安全問題について安易な政策が国レベルでも通用させられてきたのです。原発依存症といえる企業、学者、メディア、役人はいないでしょうか。
原子力発電問題は、賭博問題よりはるかに大きな社会問題です。しかし、目先の事業主の収益と事業拡大のため、その代償が著しく過小評価されてきました。社会的必需の電気でさえ負の代償があるのに、ギャンブルなどいくら公的収益を得ても社会的損失は大きすぎます。
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする

ギャンブルと法則①、②

ギャンブルと法則 ①
ギャンブルは賭け、ばくち、投機です。ゲームは競技、勝負、試合、また勝負事です。
お金を賭ける勝負事はギャンブルになり、賭けのない勝負事はゲームです。
ギャンブルには、運、ツキ(偶然、確率)だけでなくスキル、テクニック(能力、技量)、運び、戦略、戦術といった工夫の余地のあるものが多くあります。ここに単に賭け好きの心理に「努力」「熱中」といったのめりこみが伴います。
ツキ、運には客観的な法則がありますが、能力~戦術には訓練でということになります。ギャンブルの法則とは要するに「確率」です。この確率は、客観的には不変ですが、人には錯覚もあり、確率自体を誤解することも多いのです。人の欲やゲームに熱中させることで誤解を増やし、ギャンブル事業は成功するのです。まず、その錯覚は、大数の法則への理解です。大数の法則とは最も単純な法則で、確率のある勝負事は回数を増やせば増やすほど確率は平均値に近づくことです。コインの表裏は試技が多いほど50%に近づき、サイコロは特定の目は6分の1の確率に近づきます。
すなわち、宝くじは、当せん金総額は45%の仕組みになっています。パチンコ、スロットは長時間続けると店が勝ち、客が負けます。競馬、競輪などは「本命」に賭け続けたら客が負け、同じ金額をかけ続けたら客が負ける仕組みのギャンブルなのです。
従って、技量の余地のない宝くじは、たまたま当たっても、その後は、くじを買わずに「勝ち逃げ」しないと結局100万円投じ55万円の損をするという法則になります。また、競馬など予想能力があっても勝ち逃げできない人は結局平均的に負けるのです。
パチ・スロは1時間に数千円も勝負をするのですから、長くすると結局負けるのです。店は遊び、大当たりなど長時間客を把えて一時的な勝ち客からも予定どおり負けさせるシステムに採用しているのです。

ギャンブルと法則 ②
確率で勝敗が決まる単純なことも人には錯覚がつきものです。
サイコロ2つを振り、ゾロ目(同じ数)が出たら6000円あげる、しかし、そうでなかったら1000円もらうという賭けをしたとします(実際にしたら賭博罪ですが)。これは1~6の数字は6分の1の確率ですから(6個のサイコロの組み合わせは36ですが、1-1、2-2、・・・6-6の組み合わせは6つで36:6=6:1です)賭けのリスクは同じに見えます。しかし、ここには期待値という加重平均があります。同じ確率でも6000円もらえる側は1回につき1000円の期待値ですが、1000円を支払う側は1回につき1000円の6分の5=833円です。出目の確率の比は1:5なのです。実際に1000円を賭けて成功したところであとは止めたら「勝ち逃げ」できます。この確率のゆらぎを利用すれば同じ確率のゲームでも「逃げ得く」できるのです。実際のギャンブルは、胴元が絶対に得するシステムですから勝のは、ほんの1部で、長くやっていると絶対に客が負けるのです。宝くじは単純確率で客が平均55%分損をするシステム、競馬のような客の能力スキルで約75%の配分を分け合うものでも本命に賭け続けると結局、元をなくしてしまう確率になります。要するにギャンブルはパチンコ、スロットからカジノまで客を遊ばせて夢中にさせお金をつぎ込ませるものなのです。
 この点、囲碁、将棋など賭けのないゲームは技量の上手下手で決まっても客の勝負の合計は常に100%(1)になります。すなわち、ギャンブルは勝負事に賭けをセットする胴が手数料という費用、もうけを取り、ギャンブルにより違いますが残る賭け金の45%~75%の間で客同士が分け合うシステムなので
す。これは、ヤクザの丁半バクチからサッカーtotoまで本質は変わらないのです。
そんな不合理を知る人はもちろん知らない人も人間には自らドーバミン等を脳内に生成する興奮快感作用もあって賭けに没頭させるのです。これが依存症を生み出すしくみです。

posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報3号 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。