2012年05月02日

ギャンブルをめぐる文献情報【会報2号】

 ギャンブルをめぐっては競馬など案外古く、それが国・自治体の「収益事業」とされていることから、行政・経済学アプローチの学者の研究もあり、これに社会と風俗に負の影響も少なくないので新書本なども発刊されています。しかし、賭博の本質は変わらなくとも表面的な新企画、新商品がめまぐるしく導入され、出版物は一見陳腐化してしまうため再刊本も少なく、「絶版」が多いのです。一種のファッション雑誌のような出版物にされるのでしょう。業界誌はあってもそれは当該ギャンブルの存続をメシ種とするものですから、冷静に市民・消費者の側に立つものは少ないのです。
資本主義の自由主義の下では、ギャンブルで収益・利益を得るサイドからの情報・資料研究が圧倒し、これらが政治社会をリードしていきます。ギャンブルによる被害者の人は、かつての公害被害者、消費者被害者以上に無視されて、自ら声をあげることもできないように政府、メディア、社会が押しつけているのです。
しかし、研究者の出版物には未来を考えるヒント(反面教師も)になる記述もあります。私たちは、過去の文献を学びつつ正しい世論を発信していく必要があります。別添資料は既成出版物の文献目録の引用そのものですが、図書館や古書店でアクセスする際にご利用下さい。

参考文献一覧(24.5.1).pdf
(ブログの都合でファイル名が
”E58F82E88083E69687E78CAEE4B880E8A6A7EFBC8824.5.1EFBC89.pdf”となっております。)





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事務局資料入手【会報2号】

1.宝くじの発行自治体に情報公開請求をすれば、実は自治体の収益規模のデータは全国の事務局である東京都や近畿ならブロックの大阪府というところでとりまとめ集計を公表していますので、簡単に「情報提供(無料)」してもらえます。自治体担当も正式の情報公開決定より争われる心配がないので情報提供でOKなら無料で提供してくれるのです。最近入手した資料は次のものです。
  ・大阪府市の平成22年度実績
  ・大阪市交通局のギャンブル関係広告収入類別と広告基準
 (なお、かつてパチンコ広告は認められていなかったのに、近時わざわざ「健全娯楽のパチンコ店」と書いて広告を許しているのは、広告収入のためなら手段を選ばぬ方向が見えます。)

2.関西経済同友会のカジノ等構想資料・・・ホームページより

3.賭博Ⅰ~Ⅲ 増川宏一 法制大学出版局(ものと人間の文化史シリーズ)
  賭博の博物的知識を得られる著作です。

4.脱パチンコ 山下實 自由国民社  パチンコに対する正しい指摘がいっぱい。


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2012年03月11日

事務局資料【会報1号】

1. 事務局では、情報を集めるため、ギャンブル依存症について精神科医にお願いし資料収集するとともに、森山Dr より諸論文、論稿を恵贈いただきました。作家帚木蓬生氏の「ギャンブル依存とたたかう」「やめられない」2著作以外で、専門誌で公表された順でいうと次のとおりです。

発表年 掲載誌 題名
---------------------
1992 九神精医38 / 病的賭博
1994 精神医学36 / アルコール依存症に合併した病的賭博(共著)
1996 アルコール依存とアデクション13 / 病的賭博における離脱・解脱症状および気分障害
2001 臨床精神医学30(7) / ギャンブルの病理
2007 精神療法33(6) / 外来クリニックでのギャンブル嗜癖の治療
2008 精神医学50(9) / 病的賭博者100 人の臨床的実態
2008 精神科治療学23(9) / ギャンブル依存外来
2009 臨床精神医学38(1) / ヒト社会のギャンブリング行動
2010 Medical ASAHI 4 月号 / ギャンブル依存症治療
2011 専門医のための精神科臨床(単行本) / 病的ギャンブリング
2011 暮らしの手帖4,5 月号 / ギャンブル依存症は恐い病気
2011 日本の論点 / どんな人間も環境次第でギャンブル依存症という病気にかかる

2.次に、森山Dr 以外の論文として、次のようなものがあります。まだ一部入手のみです。

発表年 掲載誌 筆者 題名
-------------------------
1995 精神治療学10 / 影山任佐 / 病的賭博、病的窃盗、病的放火
1996 臨床精神医学25 / 松澤信彦 / 病的借金
1996 アルコール依存とアディクション / 斉藤学 / 強迫的(病的)賭博とその治療
1999 精神医学41 / 中尾智博他 / 精神科患者における多重債務の問題とその対応
1999 別冊宝島429 / 松澤信彦 / 病的賭博、異常心理入門
2001 ストレス時代のこころのケア / 松澤信彦 / ギャンブル依存症
2005 臨床精神医学34(2) / 松澤信彦 / 病的賭博(ギャンブル依存症)
2011 日本アルコール関連問題学界雑誌13 / 田辺等 / ギャンブル依存症(病的賭博)の治療的アプローチ ―臨床経験から―

3.厚生労働省の研究補助を受けた「精神障害者の地域ケアの促進に関する研究」(平成19~21 年度実施)が公表されています。(テーマの研究代表は、北里大学の富岡等教授)その中の「人格障害およびいわゆるギャンブル依存症の実態と地域ケアの促進に関する研究」は、研究チームを集めて田中克俊助教授(北里大学医療系研究科)によりまとめ報告されています。(平成19 年は「いわゆるギャンブル依存症の実態と地域ケアの促進」、平成21 年はそのとりまとめを公表中。)そして、平成22~24 年度まで研究は続いていると
のことです。これらは厚生省のデータベースでアクセスでき、ギャンブル依存症の多いことが、この研究から推計されます。
この他、ギャンブルについての一般文献、ブログ等について、次号以下引き続き紹介していきます。

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2012年03月10日

会員名

2012年3月8日現在(氏名公開可の22名のみ/50音順・敬称略)
安黒善雄、井上善雄、太田計、太田正佳、奥林禔夫、亀田誠二、河野豊、
小林洋一、椙岡保一、千福貞博、辻公雄、土屋勝彦、津村裕子、中島康之、中西昭夫、
平松毅、平山易宏、廣瀬平四郎、光城敏雄、山口勝平、吉岡和仁

なお、職業は弁護士4名、医師2名、大学教員2名、税理士1名、市会議員4名、不動産業2名、損保代理、会社員、事務員、無職と多様な方々です。



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