2012年05月03日

事務局だより【会報2号】

◎ 2012年4月2日までに代表その他世話役の申出はありませんでした。
①カジノとパチンコについての寄稿が、椙岡会員、津村会員、井上らよりありました。また、②公営ギャンブルと税、その他ギャンブルをめぐる雑学的知識についての寄稿がありました。①は原文のまま紹介します。②は自ら顕名を求められていませんでしたので事務局で補充させていただき紹介します。(前記「会員の寄稿より」に掲載  http://gambl.seesaa.net/article/268438401.html

◎ また、3月中に大阪府・市への要望書案について訂正等御意見はありませんでしたので、4月2日、井上と太田会員が府庁・市庁に赴き、提出してきました。その上で要望書を各記者クラブに配布してきました。ここに対外的な活動の第一歩が始まったと言えます。http://gambl.seesaa.net/article/267313316.html

◎ 私たちの会は現在30名に満たない会員です。別添のとおり呼びかけ文を作成しました。
http://gambl.seesaa.net/article/268430073.html
参加呼びかけ人の名で参加を呼びかけたいと思います。申込書等が必要な方はメール等から作成していただくか、事務局に申し出て下さい。 
 なお、会へのカンパ金を現金封筒で送られた方もあります。ありがとうございました。口座開設までは井上宛の郵送でお願いします。




posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

◎◎ ギャンブル言葉事典 ◎◎

キャリーオーバー
 宝くじのナンバーくじ、ロト、ナンバーズ、totoでは、必ず各回のくじで当選者が出るというわけではなく、誰も当たらないということがある。また顧客へ想定される払戻金がないことがある。その場合、次回のくじの当選者に一定上乗せ払戻金を出すことで調整しており、それを「繰り越し」「持ち越し」としてCarry Overという。

勝札
 1944年発行された戦時債権と富くじの二面性をもつ「福券」を経て、戦時国債消化のために富くじとして「勝札」が1945年7月に発行された。1枚10円で1等賞金は10万円、約1億3000万円分が販売された。しかし抽選日は敗戦後の8月25日であって「負札」と言われた。この資金は過去の国債消化に充当された。これが戦後の戦災復興目的に名を変えた「宝くじ」の始まりである。

寺銭(てらせん)
 17世紀、箕面市の寺の復旧工事のため、特別の許可を得た「富突き」と言われる富くじが発行された。その後、特定の寺社の「特別許可」が繰り返されたが、原則禁止が続いていた。この収益が寺に入ることから寺銭という言葉が生まれた。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

広告における有名人・俳優・タレントの倫理と法的責任

広告にはもちろんまともな広告もあるが、中には不当な広告、時には詐欺的広告がある。そして有名人や俳優、タレント、スポーツ選手が登場することもある。その広告に問題があっても、雇われた俳優らはただ決められた広告コピーを言い、紙面を飾っているだけといえるだろうか。
まず、問題は客観的にその不当な広告を果たしていることにあるが、その上で自らその宣伝に内容的協力をしている場合は共同・幇助の責任を負う、自らその広告が不実や誇大であっても同調している場合などである。
広告にある「・・・に効きます」「儲かります」や、totoや宝くじで「1等6億円が当たる」「144本2億円が当たる」といった宣伝は「あやしい」ものである。
この点、「この店の料理はおいしい」という類はリップサービスないし主観の問題として逃げられよう。「安い」「お得」「役に立つ」など、本当は自ら体験の証明もないのに宣伝すれば不当であろうが抽象的主観的な表現はマスメディアで多用されている。倫理に反する不誠実な宣伝の幇助であるが、法的責任の追及は免れている。
しかし、もし本当に実体験もないのに実体験があるかのように言い(あったとしても主観的な個人評価なのに)、実効果を言えば、不当な体験による客観的宣伝を言うことになり、法的責任を問いうるのではないか。また、発売中のtotoで6億円当選が確実に出るかのように言ったり、1ユニット30億円分が144ユニット売れれば1等2億円が144本当たる可能性があるだけなのに、次のジャンボ宝くじで144本当選が出るかのように言うのは詐術であろう。
この点、薬や健康食品など体験効果型広告でも、その証拠もなく、出演収入のために広告の幇助をしていると思えるものが多い。本来の広告は商品の内容を客観的に正しく消費者に示して選択してもらうための表示であるのに、その商品とは関係のない出演者のキャラクター、イメージでプラス効果を狙うのはアンフェアであり、外道である。出演者の法的責任が問われる時もくるだろう。
メディア(テレビ、新聞その他)も、また電通、博報堂といった広告業も大衆顧客を煽動する広告が多く、また有名人の出演者もその広告出演収入が本来の職業収入に匹敵する(または上回るような)状況は、自ら他を欺き、惑わしていることは無いか、法的責任さえ問われよう。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

<論壇>「競艇に通信簿」―退職させられた教員に思う―

2012年3月14日紙は、3月10日、羽曳野市の中学教員が福井県三国競艇場内に通信簿を持ち込んで成績記入していたことを、他の客の撮った写真付きで報じた。
 校外持出禁止の通信簿を記入して12日に生徒に渡すためだったようだが、舟券を買う間も客席に置いたままだったという。校長らは通信簿持出にショックと伝えるが、この教員はギャンブル依存症が疑われる。クラブ活動付添の出張は、有名なレースの舟券買いの遊び付きだった。主催者はレースファンの中にはこういう人もいるとの受け止めだろうが、教員の中には意外にパチンコ~ギャンブルレースまでの習慣化しているものが多いという。おしきせ教育、上意下達の支配、細部までの雑務、多忙などストレス発散が契機というが、それにしてもギャンブルに熱中し、自己管理が満足にできなくなっているのは「依存症」といえよう。ギャンブルにはその魔性がつきものだ。
 橋下流なら職務中にギャンブルに行けば懲戒解雇というのだろうが、君が代をクチパクしていないと懲戒というのでは、ストレスを増やすばかりである。この教員を公認ギャンブルのファンにしている教育管理支配のシステムについての視点を欠けば本質を見失う。
 この教員は3月末日懲戒を受け、依願退職した。ギャンブルとは罪なものである。
 依存症には軽度、重度があり、いわゆる日常生活をまともにできない狂人のことではない。病的レベルでも精神的な病はいじめで発作的に自殺してしまうこともあれば、それこそ無関係な人でも計画的に殺すことを意図する重病まで様々である。
 アルコールを呑んでもまあいいだろうと飲酒運転をする人は、アルコール依存症のレベルと言える。本人の自己管理力をアルコールが奪うことに大きく寄与しているのである。だから運転する人に飲用アルコールを提供する人も処罰することになったのである。
 ギャンブル主催者が客の匿名性を守るのは、客のプライバシーよりも客を呼ぶ利益のためである。もし、橋下市長が企図しているカジノの参加者が記録されるなら、公認賭博とはいえ、その賭け人としての自己を知られたくない、恥とする人は参加しないだろう。
なお、ギャンブル場の監視カメラは客の安全のためでなく、専ら開催側、店の利益を守る安全のためである。荒れる客を監視するのである。公安のためであって、ギャンブル依存症から客を守るなど全く考えていない。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

<創作>ギャンブルショートショート

宝くじとタンス預金
  家計をやりくりしてタンスに隠して貯めたヘソくりで、私は宝くじを買っていました。
今月も3000円を貯めて宝くじの店に行く。東日本震災支援のジャンボ宝くじなら賭け事をしているというより、何か世の中の役に立つことをしているような気がする。詳しいことはわからないけど、全国の自治体や大銀行のやっていることだし。宝くじの収益は気の毒な被災者に役立てられる、そうテレビや新聞で言っている。
ところで、私にはよくわからないことがある。よく当たると宣伝している売り手の人は、宝くじを買わないのかしら。まさか禁止されていると思えないけど。
自分の売場では割引して買えたり、当たりやすい券を知っているなんてことはないのかしら・・・。多く売った分、お手当が多くなるのじゃないのかしら。あれだけ当たると熱心に売っているんでしょうから。それとも東日本被災者のために少しでもボランティアで働いているのかしら。
アホなことを聞くなと言われそうで黙っているけど・・・教えてほしい。
今回もダメだった。最低の6等さえも当たらなかった。


パチンコ  やめられないパチンカー
  「なぜ朝から店の前に並ぶのかって? もちろんいい台で稼ぎたいからさ。」
店の台は閉店後調整しているというのは昔からの常識だ。今は釘師が調整するのでもなく、パチプロといえど5万、10万を稼ぐのも難しくなっている。コンピューター制御されているから、客には出玉調整を読むことは難しい。
だが、中には玉を出している客もいないと、店自体の人気がなくなる。だから店は一部の客に遊ばせてもくれるし、少しは勝たせてもくれる。客に見えるところでパチンコ玉の山を積んでいるのはサクラ、「くさい客」だ。
これでもパチンコ歴10年。昨今始めた年金老人の客や借金まみれの若い客とは違う。週に何回かは通って遊ぶ金は残すよう努力しているんだ。
しかし正直に言うと、やっぱりパチンコではついつい月給の半分をつぎ込んでしまって勝てない。実は勝ったパチンコ玉を換金景品にして、店の横で金に換えても2~3割は損をする。理屈では結局勝てないと判っても大当たりの快感が忘れられず、ついつい負けるまでやってしまう。結局身内に嘘を言ったり、サラ金から借りてまでやってしまう。その時は勝って返せると思うが、失敗してもやめられない。わかっちゃいるけどやめられない。
馬鹿だなあとも思うが、気がつくと仕事をさぼって店に並んでいる。


競艇選手の妻
  うちの主人、競艇の選手です。
事故もあるし、心配もしているけど、他の仕事より稼ぎはいいし、30歳で一戸建ての家も買ってる。出場レース数は制限されて毎日出ている訳ではないけど、全国の競艇場を廻っているから、一年の半分以上は家にいない。私は主人にも仕事のことは聞けないし、主人は休みの日は競艇場で提供されるボートにつける自分専用のプロペラを磨いて、入賞するために頑張っている。
危険な仕事だけど早めに稼げるだけ稼いで止めてほしい。年取っていつまでもやれる仕事ではないんだから。
ギャンブルの仕事をどう思うかですって。
それは私らには関係ないでしょう。第一、私らは競艇のレース券を買うことは厳禁されているし、それより競艇がなくなったら失業する。法律で始めたことなんだからいつまでもやってほしい。
弊害なんて私には難しい質問。好きで賭け事されているんでしょう。競艇の収益はいいことに使われるんですからもっと拡がってほしい。テレビ宣伝だけでなく、ネットでも買えるようにするの賛成です。


宝くじ販売者の声
宝くじの売上げは昨年1兆円をわった。これでは発売を許可する総務省と発売元の自治体、そして銀行、受託業者らも困る。我々販売業者はその「低迷」は死活問題だ。何とかしなくては。パチンコ・スロットでさえ20兆円を超えるのに。政府・自治体が行う宝くじがこんな状況で負けている。このままでは収益は減る一方である。既に公営地方競馬など客離れで「赤字」のところもあるが、我々の宝くじがもしそういうことになれば、戦後一貫して続けたこの事業が破綻する。そうなれば総務省の「天下り」団体もやっていけない。みずほ銀行が第一勧銀を引き受けたメリットもなくなり、そこで印刷業や全国の我々1500余の販売業者が困る。何とか1兆円産業は死守する必要がある。そうでなければ売上げの15%の一部で商売している我々はジリ貧だ。
   ではどうすれば良いか。まず1等当せん金を上げて宝くじの夢を大きくすることだ。東日本大震災救済などの名目の販売や宣伝で購入者が増えるなら、それが我々の収益増になる。実際に購入する人らはカンパをするより5億円の当選金に注目している。
実のところ、宝くじのお客らはそんなに所得があるように思えない。売り子の女性も未亡人や母子家庭を優先しているように世間に宣伝しているが、社会福祉と宝くじは別である。未成年の購入者をどう見極めているかって。そんなことできる訳がない。スーパーの酒だってそうだろう。


ナンバー宝くじ ―みずほ銀行のやりとりー
「ロト6、totoなどナンバーくじで高価当選くじを選べる方法があり、その方法を学ぶ有料の講座やテキストがあるという広告をみたのですが・・・」
「そういうお尋ねをよく受けるんですが、私共は関与していません。新聞折込、雑誌、インターネットなどで宣伝されているようですね。それで?」
「ええ。数学統計というか当選くじに明るい学者の顔写真や、実際に当選した人の体験が沢山載っているのでどうかなと思うんですが・・・」
「実はナンバーくじで当選するのはあくまで偶然の結果になるようにしています。必ず当選するとか、当選しやすい方法はないのです」
「そうすると当たる方法の広告・宣伝は嘘で、信用できないというように聞いていいんでしょうか」
「ええ、そうです」
「じゃあ何故こんな広告・宣伝を野放しにしているんですか。宝くじに対する嘘の広告・宣伝は許すんでしょうか」
「ええ、困るんですが、私共は取締りをする立場にないんです」
「そんなことでいいんですか。あなた方が受託販売しているものについて不当宣伝、具体的には当選しやすい方法があるというのは嘘で妨害宣伝じゃないですか」
「不当な宣伝といっても私共がしているのではなく、そんなに責められても。宝くじが世の役に立っていることを含めて、私共は皆さんに親しんでいただけるようにしているのです」
「要するに、嘘の宣伝業者でも宝くじを買うことに協力することになるので見逃している訳ですか」
「・・・・」


生活保護とギャンブル
受給者:「どうして生活保護を一部打ち切られるかもなんてこというんです?」
職 員:「あなた、宝くじを買ったりパチンコに行ってるじゃありませんか。生活保護のお金はパチンコなど賭博、ギャンブルで使っちゃいけないのです」
受:「そんなこと言ったって、このお金は実は親に生活費が不足すると言ってもらったお金で、生活保護費のお金とは違います」
職:「もしそのとおり親御さんからお金をもらったり生活支援してもらえるなら、その分生活保護費は少なくて良いという取扱いです。そんなお金をパチンコに使うなんて、親御さんをには言ってないでしょう」
受:「だってこのお金はもともと親のお金だし、実質借金なんですからパチンコに勝って返したいんです」
職:「パチンコに賭けるという生活もなくし、仕事をして働いていただきたいんです」
受:「だって私なんか雇ってもくれないし、スナックの夜のバイトで少し稼いだ金ぐらい自由にさせてほしい。干渉するのは人権侵害でしょ。宝くじなんか生活保護をもらっている人でも買ってるし、パチンコしている人も沢山いるわ。第一パチンコ店に入場を拒まれず喜んで入れてくれる。宝くじを買って億万長者になれるとテレビでも言ってるし、当たれば生活保護なんていらないから都合いいんでしょう。宝くじは市が発行していると聞いたけどどこが悪いの?」
職:「・・・・困りますネー」


ケイリン選手の言葉
さあ、今日のレースは何としても勝ちたい。
一昨年のレースで衝突して骨を折る怪我をしたため、昨年は治療とリハビリでほとんど出場できなかった。
狭いレース場で横一列でスタート。風の抵抗があるから最初から飛ばすと体力を消耗する。だから飛ばす選手の後ろに付いて体力を温存するのが競輪選手の常だ。1周目、2周目は他の選手との駆け引きでわざと後ろにいる。そして最終周に入って後ろから一気に追い抜く。これを“まくる”という。私たちに賭けてくれる客も興奮して「○○ マクレ!」「×× マクレ!!」と言う。本当は早めにまくり、そのままゴールできれば大成功だけど、そう簡単にはいかない。だから力を温存し、機を狙うのが難しい。
スポーツゲームでは1対1の試合、団体戦など様々で、そこでは同じ競輪といっても全く違うやり方がある。単純に走る競争、スピード競争みたいになればいきなり40~50km/hの最高速度にもっていき、距離に応じて粘るだけの短距離や体力を考えて走る長距離ロードレースがあるが、ケイリンの多くは横一列スタート競技なんだ。
競輪が単純スピード競技なら予想ができ、賭け事にしにくい。だから選手のランクを定めて拮抗した競争で予想外れも出るようにしている。失格もあるし、本命の1,2位が衝突することもある。だから1レースで何百万円という「大穴」狙いの客もいる。
客は私らより正直貧しい人、一攫千金を狙っている人だけど、全体客への最大75%の配当はほとんど当たらず、少ない「単勝」「複勝」を当てた客にあたる。しかし、当てた人の払戻金も次のレースではスッてしまうから、結局帰る客はほとんどすさんだ顔だ。
強い選手はこれといって人気も応援もなく、ただ勝たしてくれた選手として良かったというだけだ。負けると「バカタレ」という罵声しかない。毎日身体を鍛えて養生しているけど、賭け客にしても主催者にしても道具でしかないんだ。
本来オリンピックの競技にしてもらい名誉ある選手、入賞者として競技を広め、後輩の指導にもあたれればいいんだけれど。
老競馬は語る
私はもう7歳の老サラブレッド競馬。競走馬としては人でいえば定年で、「始末」されずに残っているのは運がいい。牧場で飼われ、大人・子供の親しみの対象馬となっている。
レースで勝ちを重ね、種馬となれる雄の有名馬と違い、雌馬は子を産む馬か、私のように大人しい性格で人にかわいがってもらわなければ「サクラ肉」にされてしまう。私は結局一番長生きさせてもらえるんだから幸せ。
でも3歳、4歳の青春時代は1番人気で実際にレースで優勝したこともある。地方競馬は中央に比べると賭け金も賞金も少ないけど、勝てば何百何千万円が得られるので、馬の私より人の方がのぼせてる。
ケイバは賭ける客と競馬事業関係者(馬主、騎手、調教師ら)、そして会場管理、事業主、馬券の販売から当せん金の支払いまで多くの人が働いているけど、結局賭博事業でしかない。スポーツという人もいるけれど、それは障害物レースなど限られているし、本当に馬が好きな人の世界では賭け事などとんでもないという人が多い。
今、地方競馬は馬が好きな馬主もいるけど、結局賭け事の競馬があって、それで馬を世話する職業も成り立っている。競走馬を育てるのも馬好きと賭け事のマッチした仕事ということになるんでしょう。赤字の地方競馬は閉鎖されている。要するに経営を成り立たせるだけの賭け事をしてくれる庶民が少なくなったらやめるしかない。
マイフェアレディの映画にもあったけど、競馬は元々貴族や金持ちの遊び。単勝何円、連勝何円、連勝複式何円なんてスピーカーで案内するなんて下品過ぎる。本来競馬は紳士淑女の世界のゲームだから、大衆を入れちゃダメなのよ。と言っちゃ差別になり、人を馬鹿にするなと言われそう。


オートレース入学希望
高校生:オートバイレースの選手になりたいのですが、どうしたらなれますか?
選 手:実はしっかり学業を終えて運転免許も必要です。そして自動二輪免許だけでなく、特別に教習所での教育が必要です。どうしてなりたいの?
高:バイクが好きだし、スピードいっぱいに飛ばせるし、競争して勝ったらお金ももらえるんでしょう。
選:そんなに甘くないんですよ。レースのためには厳しいルール、そして自分や人に怪我をさせないようなしっかりとした技術を身につけているということが認められてやっと出場資格がもらえるんです。まあ、あなたの場合は成年になっていないといけないし、訓練期間もいるから親御さんの賛成もほしいですね。
高:絶対ですか? 知識や技量は合格だったらいいでしょう?
選:まあそういうことになるけど、実はオートレースは事故が多くて、100~200km/hで走るということは命がけなんですよ。
高:もちろん命がけで頑張ります。
選:そういう意味じゃなくて、職業、仕事としての覚悟、気構えのこと。そしてあなたを支える家族もいるということなんだ。実はこの前も期待していた若い女子選手が事故で衝突死したんです。ギャンブル競技に私たちの命を賭けさせられているというのは疑問なんだけど、結局この点は本当は答えられないままやっているんです。詳しくは経済産業省に聞いて下さい。
高:難しいんだなぁー。


toto審議
提案者:サッカーはスポーツ界においても絶大な人気のあるものですし、青少年の教育、文化振興もさらなる発展が必要であります。しかし、そのスポーツを支える資金は十分ではありません。プロ野球や大相撲のように興業としても成立しがたいのが現状です。そこで是非サッカーくじを導入し、その収益をもってスポーツの発展・普及に役立たせたいのであります。すでに外国においても導入しているところもあります。
市民A:どうしてサッカーなの? 他のスポーツはどうなの?
提案者:野球に比べて興業が難しいのです。かといって国がサッカーのみに多く支援するということはできません。市民の選択に任せたいのです。
市民A:それじゃ他のスポーツ界も希望すれば同じようにOKするの?
提案者:それは未来のことで、政府・議会がお考えになるでしょう。それに実は私たちの提案のサッカーくじの収益は、他のスポーツにも少しずつ収益がまわるようにもしています。そしてこれら他のスポーツ界からも御理解を得ています。
市民A:「みんなで貰えば有難い」ですか。totoは本来刑法で禁じている富くじなんですね。
提案者:いえ、特別法で認められており犯罪ではないです。処罰されません。
市民B:じゃ、totoと同じ仕組みで私たちが勝手にやっていいですか?
提案者:いえ、それは困ります。その場合は単に富くじを売った場合の懲役2年以下よりも重く、懲役5年以下の処罰になります。必ずtotoを買って下さい。
市民B:すると単に富くじの売り出し購入よりも重い罪というのは、totoというギャンブルを妨害した罪ということですか。
提案者:それは皆さんの解釈次第です。私からはなんとも言えません。
市民C:スポーツを賭博で支えるなんて邪道です。むしろ野球でも相撲でも賭博と隔離することが求められているのに・・・。第一、文部科学省といえば正しい教育を行い勧めるとこでしょう。そこが賭博を勧めるなんて反教育的ではありませんか。文科省、どうです?
文科省:文科省としては賭博を勧めている訳ではありません。あくまでスポーツ振興の資金確保の一方法として認めるということです。既に宝くじその他公益目的での富くじ、競馬等が認められておりますので、その一つということで御理解を得たいと考えます。
市民C:納得できないですネ。法律で例外をつくっても、賭博、富くじが正しい勤労を否定し、射倖心を高め、反道徳的、反教育的ということははっきりしているでしょう。嘘を言ったり、二枚舌を使うことはいけないと言って国語や倫理の教科書にも載せていることですよ。こういう賭博はしなさい、こういう賭博はいけません、なんて教育者、親として絶対に子供らに言えませんよ。
(以上は、せめてこれぐらいの審議はあるだろうと考えたフィクションであり、現実には残念ながらこのような審議はありませんでした。ちなみにtotoは伊語のトトカルチョの頭文字です。)


パチンコ店と住民の交渉 ―パチンコ・スロットの進出―
住民:パチンコ・スロットはギャンブル賭博です。そんなもの近所につくるのは反対です。
店 :奥さん、パチンコは賭博ではありません。私共は「遊技場」であり、健全な娯楽を提供させていただいています。ギャンブルではございません。
住民:でもパチンコの玉を特殊景品にしてお金に換えているじゃありませんか。勝った人はお金にする人がほとんどですよ。
店 :それは警察が認めておられることですし、パチンコ店と換金業者は別の業者です。別の業者名を出しています。
住民:だけど同じ建物の一隅や横で形ばかりの別業者というのでしょう。パチンコ店と換金業者が全く別ならどうして同じ建物でやっているんですか。業者方は連携をとって別会社にしているのかも知れませんけど、パチンコ店で勝ったら金がとれるとみんな思っていますよ。
店 :形はきっちり分けており、それは誤解なんですが。困りますネー。
住民:困るのは私たちです。実質ギャンブルだし、未成年は入れないというけれど18,19歳の人がやってますよ。身分証明書を求めないんですか?
店 :いえ、お客様にそんなことは逐一確認できませんので。店のチラシでは制限のあることは書いています。
住民:毎週何回も私宅に折込チラシ広告が入れられて、見せたくないのに私の家の子供は広告を視ています。だけど、そんな案内小さすぎて誰も視てません。それにパチンコ店ではマナーの悪い人が群れています。朝一番に店の前に並んでいる人、あの人何しているのと子供に聞かれてどう答えるんですか? あなたは自分の子に仕事をせず、パチンコでいい席をとろうと並んでいる人だとはっきり言うんですか?
店 :私には子供はいませんので何とも。どんな御商売でも並ぶお客さんはいるもんです。
住民:その商売が何か子供にまともに教えられない賭け事だから困るんです。遊園地の施設はお金を目的にしないゲームです。昔は子供の遊び道具だったものを一台何十万円もの賭ける機械にしていったのは賭博だからでしょ。
店 :私は昔のことは知りませんが、警察の御許可をいただいている営業で、風俗営業として厳しい取締り・指導をされています。
住民:風俗営業とは性を売り物にしたり、風俗を乱す営業の仲間でしょう。そんな営業、通学の子供に見せられません。それにパチンコ、スロットに負けて店に車で突っ込んだり、火をつける人も出てるでしょう。そんなヤケを起こす人も生む商売なんでしょう。
店 :しかし、この地域で法律上許可が下りているんです。
住民:警察とパチンコ業界や政治家が癒着した天下り許可なんて買収行政の結果です。絶対反対です。
店 :・・・。


BIG宝くじ6億円
問:地下鉄広告に、「キャリーオーバー59億円発生中BIG宝くじ」とありましたけど・・・どういうことですか?
答:totoでは1回のくじで当選者が例外的に出ない場合は一定額を次回のくじの当せん金に上乗せするシステムになっています。これをキャリーオーバーと呼んでいます。
問:BIG宝くじ自体に6億円自体はまだ発売中で当選は決まっていないんですから、キャリーオーバーは確実に実現しないんですね?
答:過去の宝くじ(toto)のキャリーオーバーが、今回の宝くじでうまく当たると最大限6億円が当たるという意味です。
問:そうすると、キャリーオーバーといってくじが当たると宣伝するなら、このくじは実は誰も当たらないこともある。売上げの約45%さえ購入者全体に戻らないことのあるくじという宣伝をされるべきではありませんか?
答:それはお客様は知っておられることです・・・。



「健全な娯楽・パチンコ」の広告
乗客:大阪市交通局の広告基準に「健全なパチンコの広告は駅、車内で許す」とありますが、これはどういうことですか。
交通局:ええ、かつてパチンコ・スロットは市民誰もが視る広告として市の交通局広告として不適切としていたのですが、適法にやっておられるパチンコ・スロットの広告なら許すことにしたのです。
客:健全なパチンコと不健全なパチンコの区別はどうするのですか。
交:風俗営業の許可の有無、そして広告物が不当な表示(金儲けやフィーバーするなど)のないものかチェックしています。
客:パチンコそのものが不健全な点(ギャンブル依存症、未成年者が実際に入場している、換金している地域の風俗を乱すなど)は考えていないのですか。
交:そこまでは考えていません。その店、広告主が法令を守り、健全な経営をされていることが前提ですから。
客:それなら健全かどうかは結局、その店にお任せしているということですね。
交:そう言われればそうです。だから健全なパチンコに限らせていただいたのです。
客:健全なパチンコというのは言葉だけで基準としては無いに等しいのでは。
交:・・・。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

ギャンブルニュース

1.3月30日、宝くじ1等当せん金を最大7億5千万円まで可能とする総務省の法案が、共産党以外の賛成により可決されました。射倖心を高めて年間1兆円以上の売上げを目指すものです。金儲け主義の下、自治体(首長・議員)と受託銀行、販売業者、そして天下り先を考える総務省とその役人、ギャンブル政党・議員の宝くじペンタゴンのわざでしょう。

2.toto、BIGの宣伝は現行宝くじより大きい最大6億円が当たるとして販売しています。法令上100円くじで6億円が当てられる訳がありません。実は6億円はキャリーオーバーなど特殊な条件が重なる場合です。この6億円宣伝で「買わなきゃ当たらない」とTV、新聞その他で広告するのは射倖心狙いそのものです。

3.3月23日抽選の東日本震災復興支援というグリーンジャンボ宝くじ(第617回全国自治宝くじ)は、売上げ1104億円で、1等3億円は37本とのこと。売上げの多い東京が5本ですが、0本の県が圧倒しています。要するに30億円分に1本なのです。
posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

クイズコーナーの答え

クイズコーナーはこちら
http://gambl.seesaa.net/article/268439312.html

くじQuizの答え
第1問:× 宝くじは全国都道府県や政令指定都市が発売でき、日本宝くじ協会は発売元の受託銀行(源みずほ銀行)から宝くじの普及宣伝事業の委託を受けて約180~190億円の収入を得ています。
第2問:○ 法の使用目的は異なりますが、ギャンブルで金を集めることは同じです。
第3問:× 宝くじ、totoや競馬、競輪、オートレース、競艇等は特別法で認められ、刑法187条の富くじの発売、取次、購入、授受にあたります。競馬等も発売者が必ず一定収益を得る一種の「富くじ」なのです。
第4問:× 宝くじのうちナンバーくじやtotoには当選や決められた払戻金が予定どおりあるとは限りませんので、次のくじの加算金とすることが一定認められています。これをキャリーオーバーとして宣伝されています。
第5問:○ それぞれ13条と16条に明文化されています。他のギャンブルは一時所得になります。
第6問:× 宝くじの販売・購入には年齢制限の明文がなく、totoは未成年でなく、19歳未満は購入・譲受できない(19条)とあります。しかし、未成年者はもちろん19歳未満でも、宝くじやtotoが事実上販売されているのが現実です。
ただtotoでは19差未満の者が買えば当たっても払戻金は受けられないと表示しています。実際、当たりくじの人は19歳以上の人が受け取っているか、そのように装うことになるのでしょう。馬券、車券、勝車投票券、舟券が未成年者購入禁止です。宝くじはこの点明文がなく、みずほ銀行は、学生服を着た高校生には売らないように指導していると説明しているのですが、法的根拠はないと説明し、実は未成年者に売ってはいけないとの明文はないのですが・・・と言っています。
では19歳の未成年者がギャンブルの証票や券を購入してギャンブルをすることを、親権者が承諾していると言えるのでしょうか。パチンコでは18歳未満の者が入店できないのに、バランスを欠いた法律です。未成年者は一律法で禁止すべきです。

歴史クイズの答え  
①-e、②-d、③-b、④-c、⑤-a
  ① 報告債権  e 27回  77億2500万円
  ② 福券  d 3回   2億円
  ③ 勝札  b 1回  13億630万円
  ④ 特別報告債権 c 13回    7800万円
  ⑤ 貯蓄債権   a 50回 309億2250万円

年齢制限クイズの答え
①は○ 自転車競技法により車券の購入や譲受けは禁じられているが、入場自体は禁じられていない。
②は☓ 競馬法により禁じられている。
③は○ 当せん金付証票法では禁じられていない。
④は☓ 風俗営業法によって禁じられている。
⑤は☓ スポーツ振興投票法によって禁じられている。

未成年クイズの答え
3万円が目的を定めないで処分を許されていた「小遣い」であれば、民法5条3項により、取り消せない。
当選した場合には、第5条1項但し書きにより、取り消せない。
その他の場合、親に無断で貯金をおろして購入した場合や、他の使途のために親から受け取ったお金で購入した場合などには、第5条2項により取り消しうる。
従って、正解は③である。

「いちばん」の解釈クイズの答え
 難問ですが、今の裁判所なら 3 の水準でしょう。

質問 賭博と富くじ ― 競馬と宝くじ の答え
いずれも刑法187条の富くじの発売人・取次人・授受者として処罰されると考えます。
競馬、競輪、競艇等はお互いに人(客)が勝負を争っている賭博のように視えますが、実は開催者は賭博場を貸している、単に賭博開帳や教唆、幇助者でありません。開催する者が売上げ(券の販売)の45~75%を券を購入して賭けた客に返戻しますがそれ以外は収入とし、そこから収益をあげるシステムです。
 例えば、競馬ではあるレースの単勝であれば特定の番号の付いた馬が勝ち馬になる。当てた客は最大75%の中で結論として計算される配当率により金員を得られるのです。人気の馬は賭ける人が多くなり、当てても配当金は2~3倍になるだけということも多いのです。いわば能力、実績のある馬や騎手の人気度が配当のバロメータです。胴元の開催者自体が賭けのリスクを負わないのは確率的な平等を前提とした宝くじと同じです。
 従って、賭博開帳をしているとして立件することはできますが、いわば条件付当たり金(賭けが的中した場合にあらかじめ決めた方式による金員)を受領できる券を売っている、宝くじ販売をレース場内外で連続して売るものと評価可能になります。
  パチンコ・スロットを店が決めた方式内で玉のゲームをさせ、一定のゲーム結果で店の決めたルール範囲内で賭けをさせるもので、店が出玉率を上げるのはバーゲンセールと似ていますが、店と客が賭博をするというのでもなく、必ず店が一定の利益を確保した上での客の予想や偶然性により配当を決めているので、出玉で換金すると富くじ類似のギャンブルといえます。従って、186条2項だけでなく刑法187条の違反にもなると思います。



posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

ギャンブルクイズコーナー

くじQuiz
次の宝くじ(当せん金付証票)とtoto(スポーツ振興投票券)の異同について述べたもので正しいものに○印、誤っているものに×印をつけて下さい。
第1問:宝くじは宝くじ振興協会が発売し、totoは日本スポーツ振興センターが発売する。(   )
第2問:宝くじは昭和23年の「当せん金付証票法」により、totoは平成10年の「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」に基づいている。                  (   )
第3問:もし宝くじ、totoを合法化する法律がなかったら、刑法186条の常習賭博、賭博場開帳等図利罪により罰せられる。                          (   )
第4問:宝くじやtotoには個々の特定くじに当選者が必ず予定されている。       (   )
第5問:宝くじ当せん金やtotoの払戻金には所得税は課されない。           (   )
第6問:宝くじもtotoも未成年者には売ってはいけないし、未成年者は買えない。    (   )

歴史クイズ
満州事変(柳条湖事件)後、中国侵略を進めた日本政府は、高まる軍部の戦費を維持するため戦争遂行財源の調達を目指すことになりました。日中戦争を始めた1937(昭和12)年、臨時資金調整法を制定し、戦時資金統制の基本を定めました。こうして1938(昭和13)年の国家総動員法と共に戦時体制を構築します。その臨時資金調整法が戦災復興という宝くじの「当せん金付証票法」に引き継がれているのです。1937年から1946年まで増税に加え、国債等が発行され、国民から資金を調達します。その名と発行額を正しく線で結んで下さい。
     ① 報告債権   ・        ・ a 50回 309億2250万円
     ② 福券     ・        ・ b 1回  13億630万円
     ③ 勝札     ・        ・ c 13回    7800万円
     ④ 特別報告債権 ・        ・ d 3回   2億円
     ⑤ 貯蓄債権   ・    ・ e 27回  77億2500万円

年齢制限クイズ
 パチンコを含むギャンブルには年齢による販売、購入、入場等の規制があります。20歳に満たない者を未成年といい、少年法の対象にもなりますが、未成年者が法律上禁じられているのは次のどれでしょう。 (例:飲酒行為(×)、喫煙行為(×))
 ①競輪場への入場(  )  ②場外馬券売場での購入(  )  ③宝くじの販売・購入(  )
 ④パチンコ店の管理者(  )  ⑤コンビニ店でのtoto(サッカーくじ)購入(  )
 <ヒント> 風俗営業法はパチンコ店では18歳未満の者について客として立ち入らせることを禁じています。また、18歳未満の者を接客させてはならないともしています。

未成年クイズ
未成年者の法律行為は、父母のような法定代理人は取り消しうる。(民法5条)
自治体発売の宝くじを未成年者が親に隠れて3万円分買っていた。イ:結果は全てハズレだった場合 / ロ:100万円が当たっていた場合 を想定して、親はこれを取り消せるだろうか。次のうち正しいものに○をつけて下さい。
1. 民法5条2項により、イの場合、当然取り消すことができ、3万円を取り戻せる。
2. 未成年者は宝くじを買ってはいけないので、ロの場合、売り主が取り消せる。
3. その金は親がやった小遣いだから、民法5条3項でイの場合は取り消せない。3万円の使い方を委ねていた。ロの場合に追認できる。
4. 親のやった小遣いでもギャンブルはイ、ロともに禁止されているから取り消せる。
5. 未成年者の子供に宝くじを買わないように教育していないから親に過失があり、取り消せない。
6. 当選していたら取り消さず、当選してなかったから取り消すというのは濫用であり、取り消せない。
7. 当選していてもハズレでも全て無効で、法定代理人は追認できない。

「いちばん」の解釈クイズ
「億万長者がいちばん多く出ている売場です」との看板のある店で30万円分宝くじを買ったが、全部で3万円分は当たったが、多くは空くじだった。
次のうち正しいものはどれでしょう?
1.こんな看板は嘘であり、市民を欺くものだから取り消せる。
2.こんな看板は、空くじがいちばん多く出ている売場と言っているのと同じ嘘と判るはずで、信じる方が誤っている。取り消せない。
3.「いちばん」という点は相対的な売場の誇張があり不当だが、「いちばんおいしい店」という飲食店の看板と同じで購入した結果を取り消しうるレベルのものではない。
4.狭い範囲で一番売上げが多い結果、一番億円くじが多く出ているという客観的な状況を表示しているのだから全く問題はない。

質問 賭博と富くじ ― 競馬と宝くじ
 刑法186条1項は常習賭博罪の規定で罰則は懲役3年以下、同2項は賭博開帳罪の規定で懲役3年以上5年以下としています。また187条1項は富くじの発売罪で2年以下の懲役又は150万円以下の罰金、同2項は富くじ取次者を1年以下の懲役又は100万円以下の罰金、同3項は授受した者を20万円以下の罰金としています。
ではもし「競馬法」「競輪法」と同じく「宝くじ」を許す規定がなかったら、競馬・競輪をしている人、宝くじの販売関係者、購入する人はどういう罪になるのでしょうか?


答えはこちらに
http://gambl.seesaa.net/article/268442168.html


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

ギャンブル歴史学(1)

① 古事記の賭け
 今年2012年は古事記成立(和銅5年/712年)以来1300年として、奈良県では観光企画も多く立てられています。この古事記中巻「天之日矛」(新羅国主の子)に続く「秋山之下氷壮夫と春山之霞壮夫」の段にこの兄弟が嬢子(おとめ)を得るかどうかで「宇禮豆玖」をした話があります。この「うれつぐ」とは賭けのことです。物語は兄の「秋山」が嬢子を得た弟「春山」に賭けの物を償わず、このことを弟が母にいい、母の呪諠を受けた兄は8年病気になり、母に許しを乞うて体調を戻した話です。これは神の世界の話で史実そのものではありませんが、古事記の賭け事の記載として日本の最も古い物です。

② 日本書紀の賭け
 日本書紀天武天皇14年9月に大安殿(飛鳥浄御原)に王卿を集め「博戯せしむ」とあります。この博戯とは双六などの賭け事で、持統天皇3(689)年12月に双六は禁じられます。文武2(698)年にも禁じられ、天平勝宝6(754)年、延喜弾正式などでも禁じられます。(続日本紀)
 これらは役人が双六、賭博で真面目に仕事をしないどころか財産のやりとりでの弊を見逃せなかったからです。これらに違反した者は官職を失ったり、財産を没収し追放されるという処罰までが定められました。

③ 万葉集の歌
  双六の頭(さえ)を詠める歌  
  一二の目  のみにはあらず  五六三 
  四さえありけり  双六の采(さえ)   長忌寸意吉麿(ながのいきみすさおきまろ)
(万葉集16巻 3827)
  万葉集(奈良時代8世紀)にある双六のサイコロの歌です。
人間の目は二つだが、サイコロには六つの目がある!と双六のサイコロを詠んだ歌です。奈良の貴族の盤双六は有名で正倉院に聖武天皇の双六があります。中国伝来の双六が賭博化し、持統天皇3(AD689)年に双六禁止令が出されますが、天皇や貴族は楽しんでいたのでしょう。
サイコロとは賽子、采で1~6まで目が記された立方体で、その歴史は古く紀元前数千年来の人類の発明品です。「賽は投げられた」は「Alea jacta est」というラテン語で、シーザー(カエサル)がルビコン川を軍を率いて渡った時の言葉といわれます。
このように賽は賭け(勝敗の)を伴う采配の具にして、賭けを伴う言葉です。しかし、飛鳥藤原時代に天皇が賭博を禁止せざるを得なかった弊害が発生していたのです。

④ 中国の賭博
  中国では賭博の歴史が古く、賽は数千年前のものもあります。文字として残っているものではBC4世紀の論語に「博奕」の言葉があります。博はすごろく、奕は囲碁です。
 孔子はゲームの意で用い、飽食終日で何も考えずゴロゴロしているより、ゲームをしている方がマシと言っています(陽貨17)。中国では乾坤一擲の思想で私財を投じる投機が広がっていました。

⑤ ローマ(古代ローマ)
  コロッセオで奴隷とライオンを戦わせ、市民が賭けをするという賭博がありました。ここでのローマ市民とは奴隷や多くの被支配層でない者です。戦争にも関わり、政治的発言もできた「選民」です。皇帝はこれら市民に占領支配した地域から収奪、上納させた食料と共に遊ばせる遊興の場を与える必要があったのでした。この点で今日の大衆賭博とは異なる賭けでした。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

ギャンブルの狂歌・川柳 第1回

ギャンブルの狂歌・川柳を募集します。
第1回はその例示狂歌です。

・ギャンブルの 競馬・競輪・競艇や 宝くじ toto 法許の賭博

・パチンコは 賭博にあらじ 遊技とは 換金できぬ 昔の時代(換金すれば立派な賭博)

・先物は 賭けを利用の平準化 合理化するも 胴は取引所(だから取次を多くして業者が儲かる)

・依存症 パチンコ・競馬と多けれど 宝くじから先物まであり

・依存症 酒と煙草に薬物と ギャンブル 買い物 ケータイまでも

・健全なパチンコなれば 広告は 許可といいます 交通局奇準


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

会員の寄稿より

1. 公営賭博と税金 ―― ギャンブルは「脱税」の巣 

 税理士の会員より、公営賭博と税金の概略を次のように整理していただきました。

1.宝くじ当せん金とtoto払戻金は非課税
  (当せん金付証票法13条、スポーツ振興投票等の実施等に関する法律16条)
2.競馬、競輪等の払戻金は一時所得 (所得税法22,34条)
3.課税される払戻金について払戻者に源泉徴収義務はなく、所得を得た者が所得申告する義務がある。
4.その課税所得の計算は次のとおり。
(1)(収入金額-その所得を得るために支出した金額-50万)× 1/2 
(2)「その所得を得るために支出した金額」とは、馬券代など当たり券の購入費をいい、ハズレ券の購入費や交通費、食費は含まない。
(3)同一年内のハズレ券の購入費も引けないとされています。
(4)同一年内の当たり金(払戻金)を合算して、(1)の計算をする。
(5)総合課税で他の所得と合算する(22条)。


  実は、加筆者井上は先に弁護士として大阪国税局の税務署の相談窓口に電話で「相談」したところ、窓口担当は上記1~3は同じ回答でしたが、4は粗い説明で、一年間の全払戻金から一年間の全購入費を引いた金額で申告するように指導して下さいとの回答でした。私はこれを聞いてハズレ券の購入費も含む趣旨と理解していましたので、もしハズレ券は差し引けないのであれば全く誤ったアドバイスだったことになります。
  その相談窓口の人も、競馬・競輪等で収入を得た人から申告を受けた体験はないとのことでした。数百万、数千万円の大穴も出たことが報じられているのに、実際に申告する人はいないのでしょう。
  パチンコのパチプロの収益でも違法賭博でも一時所得になるのですが、税の所得申告をする人はいないでしょうし、結局ギャンブルは脱税の巣です。でも税務当局はそれらを捕捉する努力はないようです。ギャンブルの金は公営賭博も含めて賍物(犯罪取得)を含むヤミ出所の金で、ヤミの収益金となるのでしょう。カジノも非課税のヤミ世界になるのでしょう。       (井上)



 2. パチンコの規制とカジノ誘致の撤回を求める 

大阪維新の会
橋  下     徹  殿
松  井  一  郎  殿
大阪維新の会に期待する者
椙  岡  保  一


今、日本の中で最大の社会悪は何でしょうか。このまま野放図にさせていたら最後は国家の衰退に繋がる事になり、又その結末を望んでいる勢力、周辺国があるとまで、私は考えます。その最大級の社会悪はパチンコ(パチスロ)です。パチンコに嵌まり大学中退、会社退職、サラ金、売春、家庭崩壊、暴力、詐欺、数々の犯罪、自己破産、生活保護、最後は自殺。これらは、己をコントロールできない哀れな弱者、又、取るに足らない阿呆な奴と考えますか。知っていますか、パチンコホールのトイレで自殺している者が、数多くいる事を、自己責任として自ら命を絶った者がたくさんいる事を。私は全て国家の損失である事と同時に国家に責任があると考えます。韓国もパチンコによる店内暴力、放火、サラ金、家族崩壊、売春。詐欺等犯罪が頻発した事により、国民及び国家利益に反するということで、2006年に与野党一致の国会決議でパチンコそのものを廃絶しました。禁止によりパチンコマネーが他の消費にまわる様になり経済効果が相当上がったとのこと。この一連の流れを伝えた新聞、TV等マスコミはあったでしょうか、この事は何を物語っているのか。李明博大統領が就任する直前に、当時野党の小沢一郎に会って日本国内のパチンコ(パチスロ)の規制について話し合いをしたとの事。他国はどうでもいい、まず、自国の国民を守る、国家利益を考える、在日同胞の利益は守る、韓国の大統領としては当然のことなのでしょう。反して、日本の統治者達はどうなのでしょうか。政治家は持論、国及び地方の公権、マスコミ、法曹界、財界は良いも悪いも、権力と武器を持ち、国家を変える力を持っています。その者達は間違いなく日本の統治者であります、少なくとも統治者の一画を占めています。その者たちがどれだけの事を理解して責任を感じているのか、市民には世論という武器はありますが、民意が低いとマスコミ等にコントロールされ、大きな問題になるまで発信できません。パチンコ業界から巨額な金がこの統治者達に流れていますよね、反論は出来ませんね。その金はどこから来たものなのか。己の責任と考え、命を絶った者、犯罪に走った者、家族崩壊した者、救い様の無い大阪市此花区梅香で起こった放火事件、その金は凄まじい怨念、恨みが付着した金である事を知っているのか。日本の統治者達は、世の中の何を見て、何を聞いて、何を考え、そして何の責任を感じているのか。パチンコ(パチスロ)を全否定している訳では無いです。しかし、今のままのパチンコは暴力装置です。言ってみれば、国家破壊装置です。分かりますか国家の危機なのです。ニューヨークの地下鉄で飛び込みがあり、その人の命運は、運転士が握っており、アメリカの司法は命を助ける事が可能だったと認定、そして運転士は罪に問われました。日本では警察、検察そして一般市民もそこまでの精査はしませんね。しかし危機を知ったら、予想できたら、それぞれ自分の最大の能力で内部(組織内)発信し、それでもどうにもならないと悟ったら外部(世間)へ瞬時に発信しなければならないでしょう。もし逃げて(保身)、何もしないと自らが結果責任を負う事になり、そして、確実に自分への災いとなるであろう。この事は東北の大震災、福島の原発、企業、市民レベル、あらゆるところで起きています。パチンコ(パチスロ)をする人は運よく勝っても次の資金が必要なので、物(消費)は買わないですよ。ホールと客との間で金がやり取りされているだけですよ。そこに物流(消費)はほとんど発生しないですよ。パチンコと連動するのがカジノです。パチンコの換金行為はグレーゾーンです。カジノを合法化すると当然パチンコの換金行為の合法化に繋がり、賭博性がもっと高いパチンコ(パチスロ)機種の認可を認めざるを得なくなります。この事からパチンコ業界は、カジノの合法化を望んでいることは明らかでしょう。パチンコの客単価はカジノのスロットマシーンより高いと聞きます。パチンコは常習性という事では麻薬、覚醒剤と同じです。又、破綻までの過程、そしてそれによる結末は同じなのです。中国が清の時代に阿片により国力が衰退していった一因になった事が思い浮かびます。カジノもギャンブル、パチンコと同様の事が起きるでしょう。パチンコ以上にカジノはヘビーな客をいかに取り込めるかにかかりますね。カジノは外国人、特に中国人をターゲットにすると聞いています。某紙の御曹司の様に中国人から大金をせしめるのですか。カジノの胴元(経営者)だけは儲けるのでしょう。大阪の財政がそれにより豊かになるなんて幻想でしょう。仮に税として入っても怨念の付着した金と理解したら誰が喜びますか。今、日本国内の購買力(消費力)が低下し、将来にも亘り落ち込んでいくのが確実。この20兆円のパチンコマネーを正常な消費に向かわせるのは当たり前ではないですか。中国人観光客が国内で消費する金額が平均20万円とすると1億人分が20兆円になるのです。12000店以上のパチンコ(パチスロ)ホールはまぎれもなくカジノです。世界中どこにこんな国がありますか。「大阪維新の会」は日本の将来を憂い現在の統治機構を変える事を決断したのでしょう。それは、マグマの様な民意が、存在していることを知っていたからでしょう。その判断の確かさが、あって、圧倒的に支持されたのです。「大阪維新の会」には国会議員は一人もいないのですが、現在、すでに確実に国家統治者の一翼を担っています。そう認識すべきです。カジノ議連とパチンコ議連は連動しています。パチンコとカジノは国家にとってひとつも良いことはないです。国家利益を考えれば答えはひとつです。本質を理解しなければあなた達もその結末の責任を負う事になるでしょう。昭和53年頃までは庶民のささやかな遊びだと認識されていたパチンコが、娯楽の多様化などにより、売上も減少、それによりホールの閉店、廃業を考える業者も多くなっていたその時、それが突然の、フィーバー機の登場、それ以降、売り上げは、うなぎ登り、完全にパチンコ業界は、息を吹き返した。正に賭博カジノに変質したのです。その結果、サラ金に走り、家族崩壊、など、数々の問題をひきおこしたのは、その頃からです、今年でもう34年になりますが、問題は少しも解消されていません。今は若者、そして女性の客が目立ちます。統治者たちは、日本人をどこへ連れて行くつもりなのか、どうしようとするつもりなのか、我々は、問いたい。歴代の日本の統治者達の責任は万死に値する。これを正常にするには、内戦を覚悟しなければと思う位、大変なエネルギーが必要でありましょう。あなたたちは、我々の怒り、閉塞感、将来への不安感、差別感等、それらの民意がある事に気が付き、手法、方向性を訴えた。それを私たちが認めた事により、選挙で圧勝できた。橋下さん、松井さんの考えの旗に私たちが全面的についていったわけではないです。多数の民意、少数でも将来を考えると無視できない民意、そして国家利益との整合性、これらを政治にどう反映させるか、この事を、大阪維新の会に我々は託したのです。古賀一成なるカジノ議連の連中と大阪維新の会は一緒ですか、目指すところは違うでしょう。大阪や日本の観光は正直に王道を絶対行くべし。大阪にカジノ誘致をするとの事は撤回すべし。そしてカジノ法案には反対する事。全てを理解されたらおのずと答えは一つ、その答えが、民意なのです。悲痛な叫びや、声なき声があることを理解してほしい、それでも民意を無視して、あなたたちはカジノを誘致しますか。もしそうなら既存の政党と、なにが違うのか。日本がもう一段落ちるか、とどまるかの、分水嶺になる事と考えています。



 3. パチンコ研究(第1回)        井上 善雄

1. 我が国のギャンブルのうち20~30億(最盛期)に及んだパチンコ・スロット(以下、パチンコという)は、ギャンブル依存症を生むギャンブルのうちダントツ第1位の地位を占めます。世界に類例のないパチンコは我が国特有の生成・発展を経て現在も新展開中です。このパチンコの歴史や実態は既に数多くの書物・資料で示されています。
   私たちとしては、その近時の実態や展開の方向、そしてそれが病を社会にもたらしていることの是正を厳しく求める視点での検討が必要になります。
   ギャンブル依存症の患者を生み、今なお拡大している第一位がパチンコ(スロットを含む)であることは、森山Drの著作、報告や厚労省の補助事業研究で明らかです。だとすれば、このギャンブルを許し、そして営業している行政と企業の責を問わない訳にはいかないのです。
2. パチンコ営業者や監督庁の国家公安委員会や警察庁のいう、パチンコはギャンブル(賭博)でなく風営法による風俗営業の一つという主張は、ギャンブル依存症への無責任と依存症は患者の自己責任をいう論理にもなっています。パチンコは刑法157条の例外を定める競馬法等の賭けレースや、宝くじやサッカーくじのtotoのような特別法によって営業経営されているのではありません。それどころか絶対にパチンコ店は賭博をしてはいけないし、賭博開帳という行為をしてはいけないと法定されているのです。ですが現実のパチンコがギャンブルでなく子供もするという「遊技」と言えば、世間の失笑を買うだけです。
パチンコ客は勝った者(パチンコ玉)を99%金に換えます。その方法は店が直接パチンコ玉を金に換えるのではなく、パチンコ玉を特殊景品(それ自体は使用価値はなく、別の業者の窓口がお金に換える交換価値のみあるもの)にし、特殊景品を店の横にある小さな窓口でお金に換えるのです。実は賭博と言われたくないために、パチンコ店とは異なる名前の景品交換業者が○○商事というように小さく札を貼っていて、その○○商事はパチンコ店と関係がないという「建前」になっているのです。しかし、換金所は同じ建物の一部にあったり、パチンコ店の出口を出たところや横に廻ったところにあり、社会的に客はパチンコ店が金に換えてくれる場所と思っているのです。もちろん「景品」交換業者はパチンコ店に賃料を払って交換所の場所を借りる格好をとったりしていますが、結局その特殊景品は直接間接にパチンコ店が買い戻すシステムです。よって、風営法23条1項違反の見え見えの脱法をした賭博です。なのに公安委員会、警察庁はこれを認めています。
我が国のパチンコは元々は子供の遊技で、それを大人の遊技にしたのは射倖性を高める換金可能というシステムを、警察とパチンコ業界が相談して生み出したところに特徴があります。その始まりは大阪とも言われますが、パチンコ店がかつて暴力団の資金源であったところ、これを排除する警察活動の中で実はパチンコ業界と警察の癒着が深まり、今やパチンコの利権は業者と警察が分け合っているといって良いのです。
3. パチンコ・スロット事業は、その機器の製造、販売、そして改良(?)、修補、新品の生産まで国家公安委員会以下警察行政の監督下にあります。(風営法20条)
   今日、パチンコ店は新型機の導入を客を呼ぶ手段とし、全ての家庭にまでチラシを配布しています。その配布先の家庭に、パチンコ店に入場できない18歳未満の子供がいようがいまいが見境がありません。
   パチンコが風営法上の規制だけでよいというのは、実は刑法の脱法です。
それはともかく、キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホール、個室付浴場、ストリップ劇場、モーテル、アダルトショップ、個室マッサージのような風俗営業の宣伝販売の一つとしてパチンコは一般家庭に新聞広告、折込広告され、TV広告がされています。これらパチンコが困ったものだと思う人がどれだけいるかが問われているのです。
   もちろん、競馬・競輪が新聞、TV広告されることに問題があります。大手新聞は自社系のスポーツ新聞では大々的にギャンブル記事を載せますが、本誌での広告は宝くじ、totoと違い、パチンコは抑えているところもあります。
   しかし、電通、博報堂等もあり、広告依存の商業誌や商業TV・ラジオの悲しい性というか、開き直ったパチンコ広告もあり、ギャンブル業界は大広告先という商業メディアが支配しているのです。公営ギャンブルに対するメディアが「腰抜け」「健全な視点を欠いている」といわれ、これらの「営利主義」の背景はよく言われているところですが、パチンコ批判についても同様なのです。
4. パチンコについては、若宮健「なぜ韓国はパチンコを全廃できたのか」(祥伝社新書 2010.12.10 ¥760+税)が全体を知る新しい情報源です。今後更に新しい情報を求めます。



 4. 騙し取った金がパチンコを潤す      津村 裕子

私の知り合いの娘はパチンコが大好きである。好きと言うより中毒のようなものだ。生活保護受給者なのにである。この5日に現金を支給してもらい家賃を支払って、9日には私に金を貸してほしいと連絡をして来た。4日しか経っていないのにどうしたのかと聞くと、友達のお母さんが急死したので喪服を買うと言う。実の祖母が亡くなっても線香を上げにも来ないのに、明らかにウソである。以前にも九州の友人が死んだと言い、別の人には私が入院したと言い、私の父は3回も「殺された」。これらはパチンコ代を借りる(決して返済はしないが)口実である。
たばこや酒はまだ病院があるが、パチンコには止めさせる術がない。困ったものである。軽い気持ちで始めたようだが、ドロ沼にはまり込んでいくのがよく解る。どうしてやることもできない。果てしなく続く。まだ30才だというのに社会生活は全くできないギャンブル依存症になってしまった。
パチンコは警察の監督下でギャンブルをしているが、パチンコ代を身内や知人から詐取する件は取り上げない。パチンコに貢いだ金が警察関係も潤わせるからだろう。 


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする

会報2号に寄せて

カジノは「賭博依存症」を生む

井 上 善 雄


1.カジノは賭博場
  CASINOは伊語で各種の娯楽設備のある建物の意味でも使われるが、賭博場を指す言葉として使われる。語源の「小さい家」や「別荘」の意味で使われることはほとんどない。総合娯楽施設のディズニーランドやUSJは子供も楽しめる施設で、日本の用語としてカジノではない。カジノは如何に賭博性を薄め、レジャー性を強調しようとしてもラスベガス、モナコ、香港、マカオ等のカジノは、大人の賭博場そのものである。
  この賭博カジノを中心としたホテルからアミューズメントと一体化し、大型複合リゾートとして海外からのレジャー客を招き、産業化しようとするものが「カジノ構想」である。
  カジノは、その国、地域の自然観光や歴史文化、民俗伝統での観光客を呼ぶのでなく、あくまで客を遊ばせ面白がらせる娯楽場への「遊び人誘致」であり、その手段として賭博で人の射倖心を最大限活用するものである。カジノにスロットマシーンが必ずあるように、パチンコも本格的に賭博化し、あらゆるゲームが賭け金を伴うことになる。だから「カジノ合法化法」を制定しなければならないのである。

2.カジノを推進する人と産業グループ  ―キソタカシ氏のブログを参考に―
  カジノについて東京や大阪といった都市に遊び客を集めて収益や収入を得ようという石原都知事、橋下市長案から、北海道から沖縄までの各地レジャーの基地として誘致しようとする首長・議員、地方産業や推進者が絶えない。
  一大カジノ施設の建設で大型公共投資や大型民営事業の展開を期待するのは、いわば政官財のトライアングルである現代資本主義の目指すところである。自民党の政務調査会カジノ・エンターテインメント検討小委員会をはじめ、民主党政策調査会IR・カジノ検討ワーキングチームや「カジノ議連」は、カジノを推進し、カジノ合法案を主張している。そして政官財による「全国カジノ誘致団体協議会」が沖縄、徳島で創設サミットを開いたり、仙台でのカジノフォーラム(東北観光産業としてのカジノを考える会)、カジノセミナー(北海道庁、小樽、釧路)が重ねられるなど、日本の北と南の地方でも首都と都構想の大阪でも展開され、綱引きが重ねられている。
  もとよりこの計画には証券会社から早稲田大学カジノ産業研究会、そしてカジノ推進のプランナーが先導している。これは一部学会やメディアも加わり、原発ペンタゴンならぬ「カジノペンタゴン」さえ企図されている。
  さて、自ら(株)国際カジノ研究所社長の木曽崇氏はwebサイトを開いている。多数のカジノクライアントを抱え、カジノを推進している同氏のブログ「カジノ合法化に関する100の質問」は、今日のカジノが推進されている状況を紹介する。同氏はブログで「カジノ合法化宣言」(2009.11.2)をし、自ら「この業界における数少ない専門家として、これから『私が○○するから日本でカジノが合法化される』と声高らかに宣言してゆくこと」にしたと述べている。これはネバダ大学のラスベガスホテル経営学部を卒業し、ラスベガスでカジノ事業の研修もし、2004年以来カジノプロジェクトを本格化し、2011年よりカジノのコンサルティングから国外カジノ(日本は非合法だから)の所有運営までを目的とできる会社を立ち上げたが、日本で中々カジノ合法化へ進まないことへの所長兼社長の焦りであろう。
  その氏の自らは「所属するシンクタンクの『独立・中立』を貫く方針」という書き方は、カジノ推進・経営を生業とするものとして頷けない。また、氏は「世の良識派を自称する方々は『カジノ運営に民間が入ってきたら必ず不正が蔓延する』『組織犯罪が入り込む』に決まっているなどと民間運営を前提とするカジノ合法化を批判するが、それは完全に不見識である」と宝くじを引用する。
しかし、そうだろうか。カジノ批判派は世の良識派を自称する尊大者と決めつけ、その不見識を断ずるのは、カジノ導入を営利とし職業とするものがその批判派の心配の声を不見識と断ずる傲りである。
  宝くじにも利権や不正はある。暴力団という組織犯罪とまではいわないが官天下りの組織悪から営利主義の社会に害毒も撒いていることを氏は無視している。「公の適正な管理の下で運営が行われればそこにはとてつもない社会悪が生まれることはあり得ないのである」とも述べる。しかし、公認ギャンブルは公の適正な管理の下にあるはずだが、現実は社会悪を生んでいる。氏は悪を軽く視て、それを「とてつもない」と思わないだけである。自らカジノで金を儲けようという者が、カジノを正当化するのは「独立・中立」でもない。氏は「私のような業界出身の人間」とも認めているが、それだけに氏のブログを冷静に読むならば、そのカジノ誘致が、賭博という本来は違法行為の生業を合法化して、いかに利益を目的として深く根強く進められてきたかを知ることができる。

3.カジノは、浜田幸一氏や大王製紙の井川会長のような本来は「正常人」でも病気にする魔力を持つ場です。賭博依存症を生まないなど、絶対に考えられない。


posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報2号 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。