2012年04月27日

ショート小説

ギャンブルにかかわる小噺みたいな小説をつくってみました。

** 「夢の宝くじ」 **


「ついに当選! やったぞ1等2億円。1000万人に1人の幸運だ。」
12月、「億万長者がいちばん出ている売場です」と宣伝看板が掲げられた阿倍野の地下売場でバラ買いし、そのバラ1枚がまさかの当選だ。
この20年、1000万円でも100万円でも当たればと思って買い続けた。当たれば家のローンに半分、新車や海外旅行もできると夢を買い続けた。妻からは苦しい生活で「もういい加減にしたら」と言われるも「10枚ぐらいいいだろう」と言いつつ、実際は1万円ほどを買い続けた。だから、過去に当たった1万円クラスの賞金を差し引いても100万円以上損してる。
女房にこの当選をどうしたら隠せるだろうか。当選したからこれまでの嘘は許してもらえるだろうか。生活費も十分に入れず、カラ出張金をもらって買っていたことがバレるとヤバイ。夫婦仲もイマイチだから、女房は半分をとって離婚といい逃げていくのではないだろうか。そうなると困る。どうするかと夢中で考えていると目が覚めた。




posted by inoue at 16:37| Comment(0) | 会報1号 | 更新情報をチェックする

ギャンブルをめぐるNews紹介

(1) 東日本大震災復興支援グリーンジャンボを宣伝にした5億円宝くじ(2/14~3/14)
TVでも大々的に宣伝しているこの宝くじ。販売受託の銀行の希望どおり660億円売れたら、自治体収入期待の288億円のうちから復興支援金88億円が分配されるというが、この88億円がメディアによって一人歩きして宣伝されています。

しかし、売上げの15%(仮に400億円売上げたら60億円)は関係者らの収入金で変わらず、販売額400億円なら自治体収入は160億円で復興支援金はその30%の48億円でしょう。もちろん3億円22本というのは、その時は60%の12~3本です。結局購入者には45%しか戻りません。

こんな広告案内で説明もせず、訳のわからないキャラクター宣伝で「とにかく買って」と宣伝するだけ。3億円と前後賞各1億円の計5億円(従って3枚以上連番で買わせる)システムは、近年ジャンボ宝くじでやっている手法です。当せん金は史上最高額の3億円にするため、1枚300円の券を総務省の現行規制のギリギリの100万倍にしただけです。震災支援の宣伝が業者の「商売道具」になり、被災者をぬか喜びさせ、国民を
騙すものになっています。販売収益を得る人が、被災者に予定利益を一部でも回すというものではないのです。


(2) 2012年1月22日の報道で、300円券なら250万倍の1等7億5000万円と拡大方針(前後賞合わせて10億円以上も可能)を総務省が明年以降実施と伝えられました。

もちろん2~6等はその分当たらなくするのでしょう。総務省(大臣川端達夫)の役人が、射倖心を拡大させて宝くじ収入を得るのは利権のためで、業界(銀行と販売業者)ともうけの夢をバラまくだけで、ギャンブル被害など全く配慮だにしていないのです。


(3) 2012年2月22日各紙で、人がギャンブル依存を抑える脳内の物質(ノルアドレナリン)の働きを抑えるシステムが報じられました。京大の髙橋准教授ら医学研究チームが米国専門誌に発表したものです。ギャンブル依存は、ギャンブルで勝った時に脳内に生まれるドーパミンが関係してい ることは医学界でいわれており、お釈迦様でもギャンブル依存になると森山成彬Dr(作家帚木蓬生氏)の著作にもあります。


(4) 2012年3月2日、関西経済同友会が大阪舞洲にカジノ建設を含むリゾート施設構想を発表。
昨年からカジノ構想を公言してきた橋下市長らも賛同しています。これは今後の活動のテーマとなりそうです。


(5) 2012年3月6日毎日紙で、関西経済同友会の次期代表幹事の鳥井氏(サントリー創業者の孫)は「タニマチ文化評議会」創設の提言の中で、「文化宝くじ」発行を提案しているといいます。「社会的弱者の税金」で「タニマチ文化」というなど、アルコール依存症を拡げる会社の副社長らしい提案と批判されましょう。



posted by inoue at 15:59| Comment(0) | 会報1号 | 更新情報をチェックする

会員の声から

○ ギャンブルの弊害についてよくわかります。奈良にも競輪場があり、何とかならないものかと思います。

○ 私の親戚に、精神を病み、生活保護を受けるもパチンコやギャンブルに行く子がいます。本人には止めるように言い、行政にも止めさせられないかと言うのですが、本人は自らで稼いだお金を使うのは自由と言い、行政は介入するとプライバシーとか人権介入と言われるので係わらないと言います。どこかおかしいですね。

○ 弁護士をしていると、借金まみれの人にギャンブルがよく絡むことが判ります。精神的にも病んでますし、ギャンブルの野放しは困ります。

○ 世の中全体が金儲け主義、ギャンブル体質で、どうなっているのでしょう。ゲームというレベルから真面目な人を害する状況で困ります。


posted by inoue at 15:55| Comment(0) | 会報1号 | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

第1回活動 大阪府・大阪市に要望書

(2012年4月2日付予定)
今回は責任者は事務局の井上ということでさせていただく予定です。
頭書にも書きましたが、3月20日までに過半の反対意見がなければ、第1回の活動としてこの要望書を出したいと考えております。皆様の御意見等お聞かせ下さい。

要 望 書


前略 要件のみにて失礼します。
知事並びに市長におかれては多事多忙とは存じますが、大阪府・大阪市の将来及び文化にもかかわることと思いますので、ギャンブル依存症を生み拡大させないため速やかなる措置をお願いいたします。

1.大阪府・大阪市は生活保護受給者の多いことで有名ですが、生活保護者に限らず多数のギャンブル(賭博)依存症の多いことをご承知でしょうか。全国で200万人といわれ、アルコール依存症400万人の半数ですが双方の依存症の人も多いのです。
違法賭博はそれ自体司法当局が取り締まりますが、実は大阪府・市は直接に宝くじという富くじを販売しており、府・市内に競艇場など公営ギャンブルも開催させております。加えて、換金場とセットされたパチンコ・スロット店が多数有り、これらがギャンブル依存症の人を生み拡大させています。
これに対し、府・市ともこれらの病人を生み出している弊害を調査せず、これらによる府・市の財政損失、社会的損失について検討がないまま放置し、いわば弱者、病人から金を儲ける公認ギャンブルを継続させています。
私達は、ギャンブル依存症を生み拡大する等の弊が大きい公営ギャンブル、また遊技というも換金方式のパチンコ・スロットというギャンブル事業を是正すべきと思う者です。
まず大阪府・市が、
①宝くじを開催し、ギャンブル依存症の人からも収益を得るも、その一方で病人を生み多大な医療費その他損害を受けていること、
②公安委員会、警察の「許可」の下で本来は遊技・ゲームでしか許されていないパチンコ・スロットが、世界でも珍しいギャンブル化して、大阪府・市の生活保護者のギャンブル依存症患者からも収益を得ていることについて放任されていることは、行政として許されないと考えます。
簡単にいうと、大阪府・市はギャンブルの収益よりも大きな害悪を市民に与え、医療費その他財政的にも負担を生み続けているのです。
私達はこれをなくす方法も考えていますが、まずはこの宝くじやギャンブル依存症をなくしたり、社会福祉費がギャンブルに流れていることを是正して下さい。私達も協力させていただきます。そして、弊害を知って、知事、市長としてかかる不正・不合理を糺されるよう要望します。
まず宝くじは、大阪府・大阪市が発売元となることを中止して下さい。

2.次に、公営ギャンブル等の廃止、是正という大テーマだけでなく、すぐに取り組める大阪府・市の環境文化にかかわる違法・不当な点の是正をお願いします。これらは指示されるとすぐに効果が出ます。

(1)宝くじ売場等の違法建築物、道路上販売を取り締まって下さい。
沢山あります。ギャンブルの派手な宣伝・広告看板と販売行為が府・市の路上や地下鉄など交通局の駅内に大々的に展開されるのは違法・不当であり、大阪府・市の良識を疑われます。

(2)未成年者への販売を厳正に止めて下さい。
現在の宝くじ売場には、未成年者の購入を禁ずる表示もなく、業者も年齢を確認せず売っています。未成年者への酒・タバコの販売禁止のような教育・宣伝もされていません。

(3)市営地下鉄において、公的賭博やパチンコ・スロットの広告を止め、10輌全てがパチンコ大手のマルハンの広告である車輌を中止して下さい。
乗客は、パチンコの好き嫌いを問わず乗らざるを得ません。これは市民を広告車の「捕らわれの客」にするもので不当極まります。広告収入目当てとはいえ、大阪市は広告が多すぎる地下鉄・市バスですが、この賭博やパチンコ広告列車は反社会的・反教育的です。

3.行政は、外見は知っていても真相と違法不当性を見ておらず、十分な検討ができていないこ
とが数多くあります。知事、市長は、市民の情報、意見を受け付けられていますが、今後、市の課題である行財政の健全化、福祉の充実を目指されるために正しい将来の展望と現在の社会病巣改善を踏まえた対応をお願いします。
知事と市長は観光客を誘致できる文化自治体と文化都市を目指されています。同様に観光といっても集客を目指すアメリカのハワイ州では、公認ギャンブルやパチンコは一切ありません。
禁止されているのです。
大阪府・市は本来正業といえる産業で発展してきた地域です。他に産業の少ない香港・マカオの旧植民地都市と同視はできません。なにわの伝統文化と優れた技術の商工業の府市こそ、真に観光にも値すると信じます。
重ねてギャンブル依存症をなくす施策をとっていただくよう心より要望します。

草々


平成24年 4月 2日
「ギャンブル依存症を生む公認ギャンブルをなくす会」
大阪市中央区北浜一丁目2番2号 北浜プロボノビル
平和法律事務所 気付
世話人(事務局) 弁護士 井 上 善 雄
TEL:06-6202-5050/FAX:06-6202-5052

大阪府知事 松 井 一 郎 様
大阪市長 橋 下 徹 様



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2012年03月10日

お願い 情報提供、論稿を募集

○当会では各方面からの情報提供、論稿を募集しています。
会や会報への感想、御批判と併せていただければ幸いです。
第1回提言・意見集約は、2012年3月31日限りとします。
特に次号会報は、カジノについて取り上げます。御意見等お待ちしています。

○大阪府・市への要望書について
訂正その他御意見がありましたら3月20日までにお寄せ下さい。

○会報の表題デザインを募集します。

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2012年03月08日

事務局日誌 2012/2/20~3/8

1.2012年2月20日 大阪府 ギャンブル依存症への具体的取組はないようでした。

2.2012年2月28日 京大こころの未来研究センター
吉川センター長から、具体的取組はこれからとのお話。京大の村井教授の存在を教えていただきました。

3.同 京大村井精神神経科教授
臨床でなく、髙橋英彦准教授が公表した賭博の機序についての研究をされているとのことでした。

4.2012年2月29日 みずほ銀行宝くじ部広報担当(東京)に、悪徳商法等について問合せと改善要望
東京都新宿区のビクトリア・アートという業者が、「竹中式ロトナンバーズ的中講座」などという広告チラシや通信広告を出して講座料を稼いでいます。また他にも、雑誌ではパルシステムという業者が、攻略機「ニューヨーク ナンバーズ」などを提供するとして、プログラム購入を宣伝しています。
みずほ銀行の宝くじ部に問い合わせたところ、「宝くじについての不当な宣伝表示があるだろうが、いちいち関知しない。広告・宣伝はよく知らない。(この種の宣伝のような)くじの的中講座・的中方法がある訳がない」との回答でした。
私からは、自らの販売商品であり、これに誤報・誤解を招く商売を許すことは不当で、取締りを申し入れました。また、大阪市の事例を示し、不当表示による販売の是正も申し入れました。

5.2012年3月6日 大阪市に、宝くじ関係の情報公開請求
これは、近畿宝くじなど大阪市が関係する宝くじについては、受託銀行のみずほ銀行が近畿の窓口となって、大阪市・大阪府が報告をしているというみずほ宝くじ部の説明によるものです。

6.同 みずほ銀行大阪中央支店に、宝くじの様々な改善を要望
約1時間にわたって同支店の宝くじオフィサー(山崎氏)に面談し、口頭ですが①不当表示看板、②路上不法販売、③販売店の不法建築物、④未成年者への販売等についての改善を要望しました。
いずれも初めは私の苦情が理解できず、自分の商売の邪魔をするクレームのような応答でしたが、話すうちに不当な点に気付いたようで、お世辞でしょうが帰るときは貴重な御意見参考になりましたと挨拶されました。
要するに、みずほ銀行も宝くじを多く売ればよいという発想だけでいたことがよく判りました。①~④も知ってはいても知らぬふりをしていたのです。
そして、「宝くじは本来、未成年者販売を禁じられていない、ただこちらで明らかに未成年者とわかれば売らないようにしているが、18,19歳でも平服なら売るのは、酒の自動販売機と同様でしょう」という話には、公の団体が良くない例を出して自己弁護するのはどうかと批判しました。
また、ギャンブル依存症については完全に知らず、宝くじの受託業者として気配りは全くないようでした。私がギャンブルの弊害を話すと、「知らなかった」と興味を示されたのですが、宝くじとなるととにかく正当化しなければならないとの職責意識が前面に出てしまうので、論争をするのではなく、とにかく事実と社会的バランスのとれた運営を求めました。

7.2012年3月8日 近鉄阿倍野駅内宝くじ売場の不当看板改善を確認
東京のみずほ銀行宝くじ部に要望したことを受けて、同売場の「億万長者がいちばん出ている店」との大看板のうち、「いちばん」という文字が消されていました。さすがに不当表示とわかったのでしょう。

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2012年03月02日

ご案内

ギャンブル依存症を生む公認ギャンブルをなくす会(仮称)は、2012年2月15日、御案内することから始めました。
すると、3月8日現在で会員になろうという方が25名となり、名前を出して呼びかけ人となってくれる方も20名を越えました。今回は名前を出してよい22名の会員名を後記します。
実は、現在も会員は拡大中ですが、会員準備段階で案内した会の成立要件は満たしていると考えます。
ただ、会員は全国広くから一つの場所に「集う」ことは時間的・場所的に負担が大きく、また交通費を要するならカンパをした方が良いとの声もあります。そこで、第1回総会はメール、FAX等で皆様より御意見を伺うものとし、4月2日付で通信総会にしたいと考えます。

会は、参集離脱が自由で「ギャンブルの被害をなくす」という一点で、政府や自治体の「公認賭博」の抑制を求め、被害をなくすよう活動するものです。私たち会員の時間とエネルギーも3E(有効・効率・経済)を考えて、通信はメール、FAX、そして郵便、宅配といった方式をとっていきたいと考えます。できるだけメールで案内可能な方は連絡先をお教え下さい。

会員の中で、会のテーマとして自分は「こう思う」「これこれをする」という御提案のある方はメール・FAX・電話等でお知らせ下さい。代表者の自薦・他薦も含め、御意見、御提案があれば、事務局より会報で会員に御案内します。特に、次回会報では近時進められる「カジノ導入」について取り上げたいと考えますので、御意見・御提案をお願いします。
また今後は、3月20日までに会則について過半の反対意見がなければ、第1回総会後の活動として4月2日付で大阪府知事と大阪市長宛の要望書を出したいと存じます。
(事務局 井上)


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