2019年08月09日

なくそう!ギャンブル被害 会報第81号

【目次】賭博を勧める「政治屋」/公営競技払戻金(当せん金)脱税の放任(後編)/ギャンブル川柳選/コラム:IRカジノに群がる企業―関西統合型リゾート産業展、賭博はマッチ依存症対策はポンプ、東京都心カジノ構想は消えていない、ギャンブルをめぐる近頃の広告、松尾芭蕉はカルタ賭博をしたか?/ギャンブル依存防止万様集/夢洲カジノ万博狂歌/NEWSピックup/事務局だより:全国市民オンブズ大会案内、裁判案内、大阪IR基本構想案パブコメ提出/ギャンブルオンブズ4コマ漫画

賭博を勧める「政治屋」
1.日本歴史上、ギャンブルを勧めた政治家はいなかった。むしろ、持統天皇が天武14(685)年に中国由来の双六賭博を禁じたように、政治権力者は規制する立場であった。庶民には大金を賭ける資力はなく、役人が職務を忘れたり破綻するという弊害があったからだ。権力闘争や戦争という勝負や遊びのゲームはあっても、国民に財を賭けた賭博を勧める政治家はいなかった。
2.明治以降、外国人の競馬が黙認されても、日本国民の賭博とはならなかった。庶民は江戸時代後期からの違法賭博場に出入りすることはあっても、違法で処罰されることを覚悟してのことだった。賭博を業とする博徒は、現代までヤクザ、暴力団として続いているが、国定忠治、清水次郎長以下「渡世人」は犯罪者として罰せられている。
  当会は、そもそもギャンブルそのものが賭博禁止の法原理から許されないものと考える。
3.金儲けのためには手段を選ばないという考え方が、21世紀に入って日本の一部政治家で強くなった。1960年代から革新自治体での公営ギャンブルは医師の動きはあっても、利権企業、利権役人、利権政党と利権政治家のため、ごまかしごまかし続いている。
4.現在の賭博推進政治屋をあげてみよう。
 ①自民党 安倍晋三・・・IR議連の最高顧問を務め、政権を得てからは「カジノミクス」をアベノミクスと言い換え、IR法で特区を設けてトランプ支持者の米カジノ業者を誘致しようとする。
 ②維新 橋下徹・・・大阪をギャンブルの街へとカジノ誘致を率先。維新として「大阪賭構想」を掲げ、松井一郎・吉村洋文らに推進させている。
 ③自民党 岩屋毅・・・IR議連幹事長。同党萩生田光一事務局長と共に、現在全国3ヶ所とされているIRカジノの全国展開を目論む。
 ④トランプ米大統領・・・自らの支持者ウィン・リゾーツなど米カジノ企業の日本進出を安倍に働きかけた。アメリカンファースト。ちなみにトランプは、強大な軍事力と経済力を使い、政治での勝負(バクチ)を仕掛けまわっている。この意味で世界最大の「博徒」といえよう。

公営競技払戻金(当せん金)脱税の放任
―公営競技脱税を推進する政治と行政―

1.会計検査院の2018年10月の公表により、公営競技の払戻金について毎年100億円以上が申告されず脱税されていることがわかった。
これを受けて2019年3月、ギャンブルオンブズは、競馬、競輪、オートレース、モーターボートレースを主管する農林水産省、経済産業省、国土交通省の大臣から知事・市町村長の首長までが「知らんふり」だったことに対し、国税庁を含め、情報公開を求めた。
さらに2019年5月の「令和」になってからも、ウィンズ、サテライト、ボートピアを含む馬券・車券・舟券売場にも足を運び実態を調査した。
  しかし、情報公開の回答は各省とも、国税局が発行するリーフレット等を2019年3月より各レースの換金窓口に掲示することにしていますというものだった。しかし、調査してみると実際には7月以降も徹底されていない。
  各省は、JRAやJKA、地方競馬会などに国税局のリーフレットを配るというも、その配備が確かにされたかさえ確認していない。
  また、例えば競艇の住之江レースや全国のレース券を扱うボートピアは、主催都市(例えば箕面市)から委託を受けてボートピアや券販売換金所を運営しているも、委託自治体は知らん顔でいる。
2.本会報78,79号で、脱税の放任を指摘しているが、例えばリーフレットの掲示や周知効果で2019年3月の申告期に一時所得の申告が大幅に増えた、100億円以上の申告増があったなどといった発表は全くない。
  これは今もって、換金窓口が当たり券を払い戻す時にその氏名、金額を記録することもなく、申告したい人はどうぞという姿勢である点で、国税局と共謀しているからである。
3.国税局によると、公営競技の払戻金は一時所得となる。そのレースの日時、場所、レース名、受取額(払戻金額)、当該レースの投票金額を記載して当該年度ごと所得申告しなければならない。
その申告は、競馬であれモーターボートであれ、日時・レースを明らかにして払戻金全てを合計しなければならない。この払戻金合計を①とする。
そして、払戻金にかかる投票券購入額のみ経費となり(従って、負けた他レースの購入額分は経費にならない。予想屋の費用や飲食、入場料も経費にならない。)、その合計を②とする。
そして、申告納税が必要なのは、①-②-50万円がプラスになった場合で、その2分の1が一時所得額となる。
この一時所得は、他の所得と共に申告が義務付けられており、申告を怠れば無申告や過少申告のペナルティや処罰がある。
ところが、「名寄せ」をしない払戻し窓口を利用してほとんどの者は申告をしないから、何千万円、何億円という脱税者や何万人という無申告者が毎年発生している。しかし、この実態に今も国税局は「知って知らん顔」をしている。
4.加えていうと、この一時所得はパチンコ・スロットで勝って得た額も勝った分だけは加えなければならない。闇カジノで勝った分も含まれる。
  また、実際には検挙は困難だが、窃盗・詐欺・横領の犯罪取得による所得は一時所得になる。ギャンブルに犯罪取得金が多く使われていることは常識だが、ギャンブルに負けてなくなってもこの金は既に一時所得なのである。
  こう考えると、ギャンブルに使われた金は勝っても負けても本来は申告すべき所得がほとんど「脱税」されていることがわかる。
もちろんマネロンなどで闇の贈与は一時所得でなく贈与税の脱税である。
しかし、国税局は、警察が立件して、且つ金が残っていなければ脱税の立件はなかなかしない。
5.カジノでは1日のうちに目まぐるしい一時所得が生まれることになる。チップに換えられたゲームでも勝敗は本来逐一記録して都度一時所得税がかかる。しかし、この脱税を見逃さないようにすればカジノは客にとって窮屈な場となり敬遠される。逆にいえば、脱税しなければ客はカジノで楽しめないのである。
  こんなカジノを夢洲に作ろうという自民党の安倍総理、菅官房長、維新の松井・吉村首長らは、「脱税」を「勧める」ことに躊躇もしない者といえよう。

ギャンブルで 内緒の金で遊びはできぬ たまに勝っても税金いれば  (客の本音)
ギャンブルで 適正納税してる筈 調べるならば 客来んことに    (主催者の言訳)
ギャンブルの税をとるよりボッタクリ 勝った客など いないか少し   (政府・自治体)

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ギャンブル川柳選
「宝くじ もしもしやと 同じ投句」    大阪 伽羅男   (仲畑流万能川柳より)
「数学の 先生も買う 宝くじ」      倉敷 中路修平  (仲畑流万能川柳より)
「バクチ打ち 儲けた話 ばかりする」   三鷹 吉田圭子  (毎日脳トレより)
「まだ当たらない 人並ぶ くじ売り場」  川崎 さくら   (仲畑流万能川柳より)
「ギャンブルは 人生だけで 十分だ」   八尾 立地Z骨炎 (仲畑流万能川柳より)



コラム   IRカジノに群がる企業―関西統合型リゾート産業展
1.2019年5月14~15日、大阪市住之江区のインテックス大阪で「IR産業展」が開かれた。この種の先棒産業・(株)イノベントが主催し、関西3経済団体らが後援、府・市の役人が推進講演をするというものだった。そして、集まった企業はブースを買い受け、IRの運営に役立つということで自社商品を売り込みに来ているという。
  協力企業は、シーザーズ、GEG、ゲッティン、メルコ、サンズ、ウィン、MGMの大手外国IR事業者をはじめ、長崎、苫小牧、IAG、IR産業推進への外郭団体、そして、鹿島や大成などゼネコン、各種通信メディア、印刷系企業、三井住友やりそななど銀行、IRゲーミング学会まで、70以上のブースが並んでいた。
2.ここに集う企業や財界、産業人、役人には、市民の恒久の福利に貢献するという倫理は見られない。あるのは金儲け(利潤の追求)に乗り遅れまいとする考えばかりである。小中学校もある咲洲のとなりの夢洲に60~70haのIRを造り、約1兆円の投資を荒稼ぎするという甘い話に少しでもあやかりたいという不道徳が丸見えだ。若いギャルのコンパニオンはブースの飾り花でパンフの配り役であっても、IRやカジノの役割やその弊など説明できるような教育はされていない。(質問しても答えられない。)
  確かに、ギャンブルのように大衆を集める産業は、観光、交通、サービス、機器、建設、不動産までの産業需要を生み高めるという側面はある。しかし、同時に負の社会的影響も生む。これを考えない者にとってはただ金の大きさしか目に映らないのだろう。
  今回のIR産業展は、これら本来の倫理感を失った産業展であった。

賭博はマッチ、依存症対策はポンプ
1.マッチ・ポンプとは和製英語。一方では意図的に火をつけ、一方で意図的に火を消す(活動)をいう。1966年の日本の政界で多く発生し有名となった。
  そのマッチ・ポンプが、安倍政治における2016年来のIRカジノ導入で繰り広げられている。ここでいうマッチとは、カジノを導入し、ギャンブル依存症やその他社会被害を生むことである。ポンプとは、ギャンブルに伴う社会被害をなくす活動をいう。前者はIRリゾート推進法(2016.12)とカジノ実施法(2018.7)、後者はギャンブル等依存症対策基本法(2018)ともいえよう。
2.カジノは射幸心を際限なく刺激する。24時間営業、賭け金額も事実上天井がない。VIPといわれる特別室宿泊(R)、食事(F)、酒(B)(そして女性サービス?も)付のコンプサービスは客をのめり込ませる。カジノはハイローラー(高額賭客)がメインの商売なのだ。一日あれば億の金が賭けられ、店のハウスエッジ(寺銭)5~10%以外は勝者・敗者で分配するから、その魔力にのめり込む。
3.安倍自民政治と大阪維新政治は、海外IR業者によるカジノリゾートをMICEのお面を被らせて推進中で、マッチどころかガソリンを注いでいる。そして、さすがにギャンブル依存への無施策はまずいとして既存の精神カウンセリング施策の「案内」を2018年より始めた。しかし、既存のカウンセリングでは体制が不十分であることは自認されている。そして、教育プログラムとして「のめり込みに注意」「適当の遊び」「自己の節度ある判断」という客の自己責任論を展開するばかりである。それどころか、大阪府・市IR推進局は2018年、府下の高校生向けにギャンブルは節度をもってする遊びというとんでもないリーフレットを配布させた。依存症への注意広報までギャンブルの本質を誤解させる宣伝をしているのである。これでは油火事に水を注いて火を拡大させるようなものである。
4.マッチ・ポンプとは、実は政治、企業活動で注意を要する危険な策略である。産業が病気をつくれば医業も増える。企業活動の自由は悪業も生み、本来社会に必要でなかった対策も産業化する。この究極の姿がカジノ資本主義である。私たちの未来、老後の貯えさえも投資経済に無理矢理に巻き込もうとする財政政策が安倍・麻生の下で進められてる。
ギャンブルは、マッチ・ポンプの火事場です 油売りつつ高い水売る

東京都心カジノ構想は消えていない
1.2011年、石原都知事時代に設置された官民組織「アジアヘッドクォーター特区地域協議会」(AHQ)は、同年12月9日にビジョンを作成したが公表はしていなかった。実はこのビジョン(83頁)には、シンガポールのカジノIRを紹介し、東京臨海副都市にMICE、カジノIRを整備するとしていた。AHQ委員には、森ビル、フジテレビ、三井不動産ら役員が名を連ねている。AHQは猪瀬、舛添、小池ら知事の下でも続いている。
かつて東京は、「お台場カジノ」でIR誘致筆頭に立っているといわれた。臨海部のIRリゾート構想は消えるどころか、今では築地跡地もそのビジョンの一つとされ、2018年みずほ総研報告書等でプランが絵図となっている。そして現在、東京湾の青海地区が有力視されている。
政府は2026年の日本IRスタートを目指すが、国内は3カ所①北海道・苫小牧、②千葉、③横浜、④名古屋、⑤石川、⑥静岡、⑦大阪夢洲、⑧和歌山、⑨長崎、⑩宮崎、⑪沖縄などの名が浮かんでは消える状況が続いていたが、今では自治体首長が積極的な大阪夢洲が大本命、北海道・苫小牧、長崎市(ハウステンボス)が有力視されている。横浜や東京は名乗りを控えているだけで、申し出れば有力だ。
2.2015年3月、東京都港湾局は、カジノIR構想でもあるMICEに関し2015年三菱総研への委託調査の報告書を受けている。この報告書は築地、品川・田町、青海などを比較し、青海が最適とし、他の大阪や横浜よりも良いとしていた。
  このように2018年3月、都はみずほ総研より臨海副都心、青海地区の調査委託報告を受けていた。
  これらはいずれも東京がIRとしてふさわしいとし、シンガポール級以上のIRを想定し、建設費は3600億円、日本人のカジノ客も予定し大きな採算性を試算している。
  都の委託調査とは、都内にIRカジノを導入したいとの方向性のものであることを示している。
  また、シンクタンクとは名ばかりで、様々な領域から専門家を集めて政策、戦略、提言を行う調査研究集団というも、実は金を出して委託をする者に「忖度」して「迎合」する組織である。Thinkとは依頼者の狙いを考えることであり、Tankとは戦車、貯蔵のことである。迎合報告組織とすれば情けない。

ギャンブルをめぐる近頃の広告
〇広告について不実・不法あるいは反社会性・反倫理、報告方法として無差別・強制的なもの、美観を害するものを批判され、特に商業広告には専ら客を取り込む収益本位のものが多い。それだけではない。本質は企業広告、商業広告で利己主義であるのに、偽善を装ったり特定のイデオロギー、以降を押し付けるものが目立つ。
〇宝くじ・スポーツくじでは、根拠もないのに“当たるとの虚妄の夢”を煽ったりするものが多い。有名な俳優や落語家、タレントにコメディを演じさせている。その中には笑福亭鶴瓶に「宝くじを買わない自由はないやろ」との不当な宣伝をさせているものもある。
〇また、大手パチンコ・スロットホールの宣伝は、折込チラシ類や車内広告では、新装開店や新台入替で当たりが出やすいイメージをつける勧誘広告が中心だが、テレビ広告ではイメージアップ広告が中心である。
マルハンはフランスの俳優ジャン・レノを起用し、夜店で射的やくじ引きなどをして遊ぶ姿を流し、パチンコはそうした娯楽の代表としてマルハン社のイメージ広告をしている。ダイナムは社員が道路清掃をしてイメージアップを図り、延田興業は郷ひろみに娯楽エンターテイメントの重要性を論じさせる。
〇公営競技の広告は、レース開催の案内が中心だが、近時は渡辺直美などイメージキャラクターを使った奇抜なものが目立つ。
 コメディタレントや俳優などを起用し、ボートレース、競輪、競馬への参加を誘う。JRAや地方競馬そのものが参加を宣伝し広告している。
 公営競技では、ウィンズ、サテライト、ボートピアなどの場外券売場が大都市から地方都市に広がり、このテレビ観戦による投票券売場(当せん金払戻所)が全国に広がっている。それに加えて、楽天系やソフトバンク系のネット販売のテレビ広告もよく見かけるようになった。宝くじが全国のコンビニで売られているのと同じく、公営競技の購入も可能となるのだ。
〇ギャンブルの広告は売上拡大の収益本位のもので、客の収奪される側面や依存症その他負の効果については触れない。あってもテレビなら読めない一瞬の案内である。

松尾芭蕉はカルタ賭博をしたか?
 松尾芭蕉(1644~1694)が生きた時代、南蛮由来の天正カルタ等があり、カルタを詠んだ俳句も多くある。芭蕉の弟子宝井其角は遊び人で、「夏草と すねてかるたを そろへけり」という句を発表しているようにカルタ打ちだった。
 芭蕉は、1683年収録の『芝肴』に「おもへらく かるたは釈迦の 遊なりと」(桃青)があり、芭蕉35歳頃(1678年頃)の句とされる。芭蕉も「カルタ賭博」をしていたようだ。
 ちなみに、井原西鶴(1642~1693)や近松門左衛門(1653~1724)もカルタの出てくる作品があり、カルタマニアだったといわれる。江戸時代はカルタが大衆化し、徳川幕府は禁令も出して取り締まったが無くせなかった。

ギャンブル依存防止万様集(50句)

カ カジノでは人を酔わせて賭けさせる ハウスエッジでボッタクリます  (カジノ企業)
ジ 真実を知ればカジノに行きません 依存・破綻に陥る危険       (依存症生産一)
ノ ノーという勇気を持とう ギャンブルに 奪われますよ人生と金    (賭けノー)
を 終わったら資産失い借金で 依存脱出 一生苦労           (人生かけますか)
や 止めようと思っていてもやっちまう これが依存の病なのです     (依存判定)
め 迷惑は家族だけでは終わらない 職場社会の金まで奪う        (抑制きかず)
よ 世の中で金を奪いて病にし こんな商売許されぬはず         (悪徳事業)
ゐ 言われても止まらないのがこの病 嗜癖、依存に障害という      (病名多種)
ふ 増えてます EGMに仕組みあり 誰でも起る依存障害        (危険なEGM)
こ この前の損取り戻さんとやったなら その中毒にもとどおりする    (依存中毒)
え 駅前のパチンコ店の案内に 「依存させる」の注意などなし      (勧誘広告)
ろ 論じても諭しても聞かぬこの病 自覚が治す第一の道         (医師の溜息)
ん ん百万 ギャンブル依存を生産し 客に自覚を問う無責任       (利権自治体)
あ アディクション ディフェンデンスにディスオーダー いずれも病拡げる概念(精神学会)
り 理屈では勝てぬものとは知りながら 勝てると思うこれが病か     (依存合理化)
ま また来ると次回は損を取り返す もっと大金持ってやる        (ハイローラー)
さ 酒タバコ物質依存で ギャンブルは行為依存で 万引も同類      (精神学会)
に 憎まりょとギャンブルするな言い続け 依存の人に励まし続け     (自主治療グループ)
は 早く止め早く相談してください 止め続けるためギャノマンがある   (ギャノマン)
く 癖になる行為依存の一つです 賭博の罪は底なしの沼        (ディープギャンブル)
ち 注意など全く聴けぬ賭場おらば 金の亡者になってしまいし      (在金捨平)
て 適度なら依存しないと宣伝し 依存相談いつでもどうぞ        (パチンコ業界)
も もうしない 何度も家族が尻拭い 抑えた虫を養い続け        (イネイブリング)
う 嘘ついてギャンブルすれば依存症 WHOの診断基準         (米医学界)
け 景気よし 金のやりとり多ければ やってることの是非は糺さず    (経済≠景気)
な 嘆く妻 親も騙したギャンブルに 勝てばなんとかなるとぞ思う    (依存心理)
き ギャンブルは犯罪ですよ そのための金を盗るのも違法です      (アウトロー)
と ドーパミン 脳内ホルモン出し続け 自他の金さえ区別が出来ぬ    (脳学者)
い いつにても何処でも買える投票券 病の元を続けさせます       (政府策)
ゑ 描く思いは勝つことばかり 負けてもはかなき妄想ばかり       (賭博無限)
ひ 貧乏は賭けに溺れその結果 賭博開帳は金持ちになる         (賭場野金持)
た 誰だとて危険ギャンブル依存症 賭けを止めるが唯一の道       (医師)
す スロットは今やカジノの中心に 囚われの客つくるシステム      (心をすろっと)
ら ラッキーと思えば依存の第一歩 夢破れても病は残る         (後遺症)
む 胸算が虚しく外れ 懐も心も無明の世界               (むやみやたら)
ほ 法律はどうなってんの ギャンブルで病つくって自己責任       (自業自損)
う 上見れば億円稼ぐ輩あり もちろん脱税無申告で           (公営競技脱税)
へ 平均は5~10%ハウスエッジです これで1日10億稼ぎます     (賭け額巨大)
つ 罪なのは店と客とも犯罪を 自覚せずして堂々とやる         (犯罪忘却)
み 自らが病つくって依存者に 相談してという面の皮         (ギャンブル業者の顔)
ね 寝てもさめても掛けしたい 薬がないのが依存症           (医学者)
そ そんなにも怖いと知らず依存症 なってみたなら抜けるが大変     (自衛なき重病)
お 大穴で源泉すれば客が減る(?) 脱税増やす射幸への夢       (大口配当脱税)
わ 悪いとはわかっていても嘘をつき 借金しては賭けを続ける      (依存症認定)
れ 令和とはきれいに負けておとなしく 不満も述べずあきらめる人    (令和人?)
ゆ 許せるか 客が自覚と詐欺・賭博 薬物犯罪わかってやってる     (わかってやる罪)
る ルールではハウスエッジで勝つカジノ 長くやる客は遊び人です    (カジノ弁明)
せ 政府からギャンブル勧め金地獄 破産する民と一部の金持ち      (賭博税構想)
ぬ 盗み金してもやりますギャンブルは 犯罪資金あてにしてます     (刑事政策)
ゑ ええ加減できぬところの罪なれば カジノ禁止の他に手当なし     (社会安全)

カジノを止(や)めよ言(ゐ)ふ声(こえ)・論(ろん)あり まさに博奕(ばくち)で儲(もう)けなきといゑ
ひたすら無法(むほう)へ罪(つみ)ね そお我(われ)許(ゆる)せぬゑ

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夢洲カジノ万博狂歌
関西の地盤沈下を地上げする 夢洲万博もうかりまっせ      (関経連)
ゴミの島 今は夢洲 人工島 万博投資 カジノを目指す     (松井・吉村)
夢洲は未来社会の実験場 仮想現実 拡張妄想          (未来学者)
万博で世界の課題解決 ホラホラ ホラーのあとしまつ      (万博ゴースト)
万博はよろずバクチか 賄賂でも勝てばよいよい 招致活動    (招致委)
万博はIR誘致が狙いです 夢洲開発 尻拭いです        (市港湾局)
万博でMICEを増やしホテル建て これを統合型リゾートにする (IR推進局)
万博は 植民地国見世物を 独占企業の見本市にする       (万博歴史家)
万博の誘致で決めた新駅に 千億以上の高層ビルも        (大阪メトロ)
IR実施決まらぬ その前に 200億円出せと業者に      (維新首長)

ギャンブルNEWSピックup (2019.7.4~8.6)

2019.7.4  デイリー  ギャンブル依存症をなくせ!カジノ上陸前に大阪で講座を開講
  7.6   ヤフー 「若者をスマホから奪還せよ」と叫ぶパチンコ業界の認識のズレ
  7.7   山陽   ゲーム機賭博 男2人逮捕 容疑で広島県警福山東署
  7.8   ヤフー  「株式投資」と「ギャンブル」は何が違いうのか?
  7.11  ニッポン放送  「カジノ」で日本は何が変わるのか?元外交官が語るIRの可能性
  7.13  ヤフー  立教大学カジノ問題 文学部・社会学部の教授会が連名で総長に申入れ
 7.17  ヤフー  パチスロ店、伝説の4号機を設置して摘発 元パチプロ弁護士が違法性解説
 7.18  ヤフー  実際の収支はどうなの? ギャンブルを趣味とする男女5名にインタビュー
     KTS  鹿児島・天城町長選に絡む選挙賭博で16人を書類送検
  7.22  ヤフー  夫に生活費をパチンコで使われている妻に対し「ご主人は奥さんのせいでひどい目に遭ってます」テレフォン人生相談先週のハイライト
  7.23  ヤフー  あなたも既に依存症? スマホ時代の依存症チェックリスト
  7.24  千葉日報  カジノ巡り賛否噴出 千葉市のIR構想
  7.25  神奈川  IR補正予算案、横浜市長は提出せず 体制強化の考えなし
      日テレ  米有力企業、日本カジノ進出への意欲語る
  7.26  ヤフー  横浜Fマリノス、日本でIR展開狙う『メルコ』とパートナー契約
      福井   喫茶店で賭博疑い、ゲーム機置き1ヶ月で200万円の利益か 経営者送検
  7.27  ヤフー  パチンコ族議員誕生ならず 尾立候補の落選が業界にもたらすものとは?
  7.29  産経   千葉市長会見抄録 IR「提案求め誘致か判断」
      ヤフー  親も先生も人ごとでない「ゲーム障害」の怖さ 幅広い連携で対処を
  7.30  産経   大阪市の夢洲まちづくり推進本部初会合
      ヤフー  ディープインパクト急死で…「種馬ビジネス」本当のからくり
  7.31  東洋経済  「カジノの日本上陸」が不安な人が知るべき事実 日本MGMインタビュー
      ダイヤモンド  大阪IRの強みはカジノのみにあらず、世界的リゾート企業の会長が語る
      TBS  違法カジノで負けた客を恐喝か、暴力団幹部ら7人逮捕 東京上野
  8.1   産経   政府、カジノ管理委人事案を秋の臨時国会に提出へ
  8.2   ヤフー  全ては依存症になるようデザインされている?のめり込ませる6テクニック
      ヤフー  「買物依存症」に高校生時代からはまり続けた27歳妻の苦悩
  8.3   産経   大阪IRを「アジアのMICE首都に」米MGMリゾーツ会長
  8.4   長崎   IR事業者選定 巨額投資、壮大さ...アピールに熱
  8.5   産経   IR基本方針案の公表 自治体誘致レース本番
      産経   IR誘致レース激化で永田町は菅・二階両氏を中心に代理戦争の様相へ
      ヤフー  IR基本方針案11月にも公表 自治体・事業者の動き加速へ
      ヤフー  IR誘致、北海道や横浜も名乗り? 基本方針策定
  8.6   ヤフー  インバウンド消費拡大のカギを握るMICEとは
             


1.全国市民オンブズマン大会in岐阜 9月28,29日開催  ぜひご参加ください!
  第2日目 「カジノ・ギャンブル依存症」分科会を行います。分科会のみの参加も可能です(1000円)。詳しくは別紙大会チラシ、または井上までお問い合わせください。

2.カジノ万博公金差止訴訟
次回期日:9月25日午前10時30分 1007号法廷

3.ギャンブルリーフレット配布差止訴訟
次回期日:9月10日午後2時00分 806号法廷

4.「大阪IR基本構想」(案)に対するパブコメ提出
  大阪府・大阪市IR推進局は、基本構想案を公表し(府HP参照)、パブリックコメントを実施。当会も下記の意見を提出しました。
「大阪IR基本構想」(案)について

【結論】
 本構想案(以下、案という)は、不実・不正な記載に満ちており、全体として大阪IRを市民に誤認誤解させる“欺瞞構想”である。
 その具体的事実について逐一1~6章、3~69頁ごとに指摘できるが、全てに意見を述べると案より多くの字数を要することにもなるので、(1)その目的と狙い、(2)IRの経済効果の過大評価と負の経済効果の無視、(3)賭博行為であるカジノ中心施設の本質的害と弊害の無視、過小評価、(4)大阪市が賭博の胴元より収益を得る反公益性、(5)府市民の同意納得を得ないIRカジノ開業のスケジュールの5点にわたり、不実と違法不当性について意見を述べる。

【第1章】
IRは、賭博カジノを開帳させて収益の中心とするものであり、大阪府市の使命と現状、観光、その他正常な産業と行政目的に適合しない(大阪の現状と取組の方向性は不実、偏頗、正しい自治体の意義に適合しないもので、かつて失敗したゴミの埋立地夢洲に無理矢理IRを導入するものである。カジノは大阪の未来にとって負の結果をもたらし、一部の海外カジノ事業者とその建設で収益をあげる利益と利権とそれを進める不正役人の共謀事業である。(案3~15頁)
【第2章・第4章】
IRにより9300億円を投じ、来場者年1500万人、延べ利用者年2480万人うちノンゲーミング1890万人、ゲーミング施設は590万人という。ゲーミングとはギャンブリングのことを遊びのように表現する。IRの年間売上は4800億円というところ、ノンゲーミング売上(カジノ以外の売上)は年1000億円、ゲーミング(ギャンブリングによるカジノ行為粗収益)は年3800億円とある。その3800億円は外国人より2200億円、日本人より1600億円という。しかし、これら想定モデルは9300億円の投資を3年で回収するものである。
純益は少なく見積もってもノンゲーミングは50%の500億円、ゲーミングのGGR(カジノ粗収益)の8割の年3000億円に及び、計3500億円の収益で3年で投資額を回収するというのである。ぼろ儲け(暴利)事業を自ら告白している。(案18頁)
さればこそ、大阪府市はカジノから年700億円を収入と市、GGRの3800億円の15%の570億円の納入金(ピンハネ)と別に、日本人等入場者一人3000円で年130億円を得るというのである。(61頁)
130億円の入場料は日本人等(日本人及び日本在住外国人)が年に約433万人、年間365日開業で一日平均1万1872人も入場させるというのである。かくて日本人らから年1600億円の収益を得ることは、いちじるしい収奪ギャンブルである。(外国人ならカジノで2200億円を収奪してよいという訳ではないが)
 ギャンブルによるGGRは純粋にカジノ(賭博開帳者)の粗収益で、これ以外に客はギャンブルによってその数十倍も収奪されることとなる。(莫大な収益を得るものは少数である。)
もとより、国はカジノ粗収益のGGRから別途15%の納入金をカジノ業者からとり、結局はIRカジノ事業者は全体の年4800億円のうちの3800億円のうち、国と地方自治体への30%の納入金を除く70%の収益から莫大な純益を得るといえる。
 案はこのようなIR4800億円の過半をIR事業者らが獲得し経済効果があるというが、これらの収益は極めて一部の業者・利権者のものとなる。
なお、案は経済効果のプラス効果のみを55~61頁に記載し、2兆円にも及ぶと絵空事の効果をいい、「公益還元」と嘯いている。
 このような経済効果論なら戦争遂行の経済効果でも有害な事業でもいえるのであって、逆にギャンブル産業によって正常な労働機会の喪失、良好な福祉社会の形成の上でのマイナス(負)の経済効果を一切考えない偏頗な経済観である。
【第3章・第2章】
IRは、カジノという刑法上禁じられる賭博の事業収益に約80%も依拠し、賭博による客の収奪がなければ存立しえない。文字通りヤクザ(・・・)な事業である。そしてその犯罪事業が中心であるため収奪の対象としての客にギャンブル依存症といえる程の病を生み広める。そして、ギャンブル依存(障害)を増やしつつ収益を得るシステムの事業である。業者や御用学者は自己擁護のため客の自己責任(責任ギャンブリング論)をいうが、本質的に客を守る立場でなく、ギャンブル事業存続のための詭弁である。
 このIRカジノを隠すため、MICEやリゾートが合理化の手法として使われている。しかし、夢洲MICEは適切でなく、夢洲リゾートは楽しめない危険地である。依存症だけでなく、脱税、マネーローンダリング、暴力団その他闇の世界との関係、風俗、教育環境の悪化がある。これらを案では単なる「懸念事項」と過小評価し、実質空疎な対応を示す。それはギャンブル事業者が病を生んでいるのに、事業の本質は巧みに避けて客に責任転嫁するものである。まさに犯罪加害者が被害者に注意してほしいという絵空事が、この35~54頁に書かれている。
【第4章・第3章】
国・大阪府・大阪市がこの“ギャング”の仕事ともいえるカジノ事業から、第2章で述べた特別の納入金、入場料収入を得るだけでなく、国は法人税他、府市は地方法人税、市民税、事業所税、固定資産税等を得る。府は年70億円、市は年80億円の税収をあげるとある。
これらの多大な納入金~税収は、府市のIR事業用地の公共投資の一部の回収というのだろうが、そもそも夢洲カジノへの市の財政投入のために失われた他の福祉への公共投資の救済にはならない。
 夢洲の安全確保(34頁)というも、真実は地震、台風などの危険があり、災害は府市の責任を招く。なお、この34頁の「安心して滞在できるまち」と夢洲については「防災」や土地の「地盤の液状しにくい」との記載は、事実に反する積極的な嘘である。真実は既に被害が発生し、現状、将来とも地盤沈下は進行していく。
【第5章・第6章】
地域の合意形成に向けた理解促進をいう。しかし、案をまとめたIR推進会議はその名のとおりIRカジノを推進するという目的を与えられ、大阪府市がIRカジノを推進すべく2017年2月に設立したものである。溝畑宏座長以下、IR推進の御用学者、推進する企業団体で形成されたもので、普通の府市民の声や依存症を心配しカジノに反対する声は一切反映していない。ひたすら2024年にIRを開業すると明記すらしている。(68頁)
 IR推進局の宣伝活動は専ら弊害を無視し、青少年に対し大人になればギャンブルができますとさえ案内する反教育リーフレットを学校に配らせている。
  
 以上のとおり、現在維新の松井党首が市長となって進める夢洲IR構想は、カジノについて統合型リゾート(IR)などと誤魔化すもまさにカジノギャンブル場の建設をすすめるもので、絶対に許されるべきでない。

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◇◇ギャンブルオンブズ4コマ漫画◇◇
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posted by inoue at 00:00| Comment(0) | 会報 | 更新情報をチェックする
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