2014年06月19日

事務局だより

1.IR法案の法案成立に反対のため公明党に請願書を出しました。(北側副代表に送付)

 公明党国会議員各位                  平成26年 5月19日
                   ギャンブル依存症を生む公認ギャンブルをなくす会 
事務局   井  上  善  雄
お 願 い
1.日頃より国民、特に社会的に弱い国民の立場に立たれて御活躍されていることに敬意を表します。
  さて、5月の国会で議院提案にかかるIR(カジノを中核とする統合型リゾート)法が具体的に審議入りになると伝えられています。これは、民間の事業者にカジノ経営を認め、整備するものです。
  私共はこれに対し、重大な懸念を持って反対するものです。
  公明党は現政権の与党となられており、今回の議員立法について良識をもち、カジノIR法に対してストップをかけていただくよう心よりお願いします。
2.私共の反対理由の第一は、刑法で禁止している賭博を広く市民を相手として私営企業が本格的に営業するという点です。これは競馬・競輪等の公営競技、また宝くじ・totoと異なります。さらに、カジノは賭け金のスケールも巨大です。
  スロットマシーンからルーレット、バカラ、カードゲーム等のような本格的な私営賭博事業の公認は、刑法185条、186条、187条に真っ向から反するものですから、刑法そのものの廃止改正レベルの慎重な審議と国民世論の一致が必要です。
3.反対理由の第二は、賭博は国民社会に富を増やさず、射倖心のみを利用し、既存のお金の取り合いだけを目的とする賭博開帳の反倫理性です。
  賭博に伴う暴力、詐欺行為、犯罪組織の生成、脱税、マネー・ローンダリング、そして社会的に病癖者を多数生み出すところから、法務省最高裁判決でも認められているように反社会的です。このことは青少年はもちろん、社会教育上も有害です。
4.反対理由の第三は、賭博に伴う国民大衆、特に弱者、夢を持てない人々、病弱者、高齢者、そして年金生活者や生活保護受給者までを公認賭博で収奪するという点です。賭博は富者だけでなく、貧者を収奪するのが本質です。
5.反対理由の第四は、賭博は必ず病癖者、賭博(ギャンブル)依存症を生み、その本人の生活の糧から家族の生活や貯えまでを奪う結果をもたらすからです。
  現行の公認ギャンブル、パチスロにおいても、多数の多重債務者が生まれ、家族にまでその責任を負わせることになっています。この悲惨な社会問題こそ先に解消することが必要です。
6.反対理由の第五は、原則として開帳された実質賭博場(公益賭博~パチンコ店まで)では客が負けることが決まっており、「胴元」が必ず利益を得ます。その割合は控除率といって、日本の公営賭博では約25%、宝くじは55%です(パチンコでも15~30%といわれています)。
  これらの収益は、政府・自治体だけでなくその事業にかかわる業者らにその一部が配分され、利権ともなっています。ところが、カジノは売上の20~30%がその企業利益になります。
7.反対理由の第六は、ギャンブル賭博には省庁・監督協力機関の利権が絡んでいるという点です。現にこれまで公認ギャンブルでは天下りも存在し、その是正がいわれ、事業仕分けでも指摘されました。
8.反対理由の第七は、ギャンブルに脱税が多い点です。パチンコ事業者の脱税は有名ですが、賭け客の側も競馬等による所得税の不申告、大型脱税事件が存在するように、その金員の行方は公明正大でありません。
  むしろ、ギャンブルに投入されるお金は他人から奪ったお金であってもチェックさえできておらず、マネー・ローンダリングの手法にもなっています。
9.カジノ導入の反対理由に対し、導入を企図する側はその観光事業収益やカジノIRでの就労機会の拡大や金銭的収益をいいます。
  しかし、その収益が平等に国民に配分される訳ではなく、むしろ国民の富を一部の事業者が奪うものです。
10.日本は既に世界に例のないミニカジノともいうべきパチンコ・スロット店が1万2000軒もあり、年間20兆円をも売り上げる状況にあります。こうした中、パチンコ依存症を含め、広義のギャンブル依存症は560万人を超えるといわれます。その多くはまだ自らの病気を自覚していませんが、パチスロや公営賭博のために窃盗・横領は絶えず、高学歴も含めその身分を問いません。また、不法に得た金の多くがギャンブルに使用されていることも司法統計上明白です。
11.私共は、ゲームを人の娯楽の一つとして肯認します。しかし、金を賭けるギャンブルは人間の脳に対し特別の快感を与えて夢中にさせます。これは極めて罪深いことだと考えます。このような魔性を善導・是正するのでなく、カジノを導入することは絶対に反対です。
12.世界に著名な宗教の教えも、賭博を戒めることはあっても肯認・奨励はしません。
  カジノに対する国民の視方は様々あると思います。お金持ちを遊ばせて適当に金をとって収益が得られるならそれも良いし、自分も遊べるところが増えるのは賛成という意見は、ギャンブル依存症や大きな弊害、社会的損失までは考えていません。
  そして、この功罪についての真剣な公聴会さえないのです。現在はカジノIRにより利益を得られる企業・団体によって動員された人が、その有益性を言うばかりです。


2.宝くじ違法販売・CM差止等請求訴訟 原告募集中
  過日お知らせしましたとおり、宝くじの違法販売・CMの差止等を求めて訴訟提起を検討しています。御賛同いただける方は是非原告ボランティアとして参加下さい。これまで既に多くのお申出をいただいています。6月中を一応の〆切としますのでお早めの御回答をお願いします。
  また、原告には加わらずとも御意見や訴訟提起にあたり経済支援をいただけましたら幸いです。
  どうぞよろしくお願いいたします。


posted by inoue at 00:00| Comment(3) | 会報25号 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宝くじが違法というのなら、その宝くじの収益がどのように使われているか、自分の周りを見渡してみろ。それでも違法だやめちまえと言うなら、その収益で支えられている人に十分納得してもらうのが先。
Posted by at 2014年07月19日 18:21
宝くじの違法性では無く、パチンコの三点方式の違法性のキャンペーンで有れば支持した人も多かったはず
今回の愚作のせいであなた達だけではなく、他のギャンブル依存症に取り組んでる団体もキワモノに見られる可能性があるでしょう。
時流を読めず、軽率な行動をした事が立派な考えをあなた方がお持ちだっただけに非常に残念です。
Posted by 残念です。 at 2014年07月20日 01:19
利権奪われるパチンコ屋関係の人物でしょうか?
本気で訴えるならどう考えても身近なパチンコ屋からでしょう。
Posted by at 2014年07月20日 22:36
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